高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。昨年秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。…

高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。昨年秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。

 昨年秋に近畿大会で4強入りしセンバツ出場を確実にした滋賀学園(滋賀)を引っ張るのは、藤川 倖生内野手(2年)。前チームからレギュラーとして活躍。昨年のセンバツでも2番遊撃手としてスタメン出場した。主将となった新チームでは、昨年秋の近畿大会3試合で10打数4安打、打率4割をマークするなど、チームをけん引した。

 近畿大会初戦の乙訓(京都)戦では、2回に先制適時打を放つと、3回には2死満塁から左前へ2点適時打。6回には三塁線への絶妙なバントヒットを決めるなど、多彩な打撃で3安打3打点の活躍。チームの快勝スタートに貢献した。

 180センチ、74キロと均整のとれた体格で、右打席に立つと風格も漂う。顔辺りにグリップを構え、左足をやや大きめに上げてタイミングを取る。右打ちも得意で、インパクトの瞬間に体全体で球を押し込むようなスイングで、逆方向への安打を重ねた。

 昨年センバツは初戦で敗退。浦和実(埼玉)の先発、石戸 颯汰投手(3年)の前に、3打数無安打に終わった。大舞台で結果が残せなかった悔しさを胸に、この秋戦ってきた結果が近畿大会4強。チームの2年連続センバツ出場をもたらすとともに、個人として聖地で「リベンジ」を果たすチャンスを手にした。主将で戻ってきた舞台で、必ず結果を残し、チームを勝利に導くつもりだ。