<U-23アジア杯サウジアラビア大会:日本4-0中国>◇24日(日本時間25日)◇決勝◇ジッダ28年ロサンゼルス五輪を目…

<U-23アジア杯サウジアラビア大会:日本4-0中国>◇24日(日本時間25日)◇決勝◇ジッダ

28年ロサンゼルス五輪を目指す21歳以下で出場しているU-23(23歳以下)の日本が、決勝で中国に4-0で完勝し、大会史上初の2連覇を成し遂げた。パリオリンピック(五輪)世代を指揮して前回大会を制した大岩剛監督(53)に率いられた若きサムライたちが歴代最多3度目の頂に登りつめた。

試合開始から試合を支配する。前半12分にMF大関友翔(20=川崎フロンターレ)のゴールで先制すると、同20分にはMF小倉幸成(20=法大)が加点。2点リードで前半を折り返した。

後半はややオープンになったが、日本がボールを握る展開となった。同12分にMF古谷柊介(20=東京国際大)が相手DFのハンドを誘発し、PKを獲得。キッカーをMF佐藤龍之介(19=FC東京)が冷静に沈めてダメ押しの3点目を奪った。終盤は押し込まれたが、体を張った守備で対抗。同31分には小倉がこの日2点目となるミドルシュートを決めて試合を決定づけた。

日本サッカーの育成力をアジアに示す大会制覇となった。大会規定より約2歳下のメンバー編成で臨み、勝負強さを見せつけた。

1次リーグを3連勝で首位突破すると、準々決勝ヨルダン戦はPK戦の死闘を勝ち抜いた。準決勝の日韓戦は攻め込まれる時間もしっかり耐え、決勝では今大会無失点の中国を飲み込んだ。タフさを身につけ、大会中に進化を遂げた。

2年に1度行われる同大会を、日本はこれまでも4年に1度実施される五輪世代で戦ってきた。海外挑戦の低年齢化は加速する一方。国際Aマッチデー期間外に開催されることが多い同大会に海外組を招集することが難しいことを見据え、「ラージ100(100人規模の選手層)」を合言葉に底上げをはかってきた。

五輪予選を兼ねていない今大会は、世代のFW後藤啓介(シントトロイデン)やDF小杉啓太(Eフランクフルト)らが選外。主力となったMF佐藤龍之介(FC東京)やMF大関友翔(川崎フロンターレ)、DF市原吏音(RB大宮アルディージャ)らは、いつ海を渡るか分からず、次のロス五輪予選では主軸抜きでもアジアで2枠に減少した出場権を勝ち取らなければならない。

チームはJリーグがオフに入った12月後半から合宿を張り、一体感を醸成した。大学生との親善大会に出場して実戦感覚を鈍らせず、サウジ入り。前回王者だが「このチームで絶対に優勝しよう」とチャレンジャー精神を刺激しながら頂点まで駆け上がった。