J1清水エスパルスとJ2ジュビロ磐田、両軍ともに鹿児島キャンプ最終日となる24日に行われた静岡ダービー(40分×4本)は…

J1清水エスパルスとJ2ジュビロ磐田、両軍ともに鹿児島キャンプ最終日となる24日に行われた静岡ダービー(40分×4本)は、清水が制した。

3本目にFW千葉寛汰(22)が今季実戦初ゴールを奪うなど合計3-0で勝利。磐田は無得点で敗れたが、志垣良監督(45)は一定の手応えを示した。恒例の“合宿”で収穫と課題を手にした両チームは、来月開幕の「明治安田百年構想リーグ」に向けて静岡で調整を続けていく。

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清水FW千葉が“今季初ゴール”で鹿児島キャンプを締めくくった。2本目の途中から3トップ中央に入ると、3本目の31分だった。前線からの連動した守備でボール奪取。そのままゴールに向かい、左足でネットを揺らした。

「1つ前の練習試合では前線からの守備で課題が残った。今日は修正してプレーできたと思う。得点シーンも、連動して良い守備ができたと思う」。20日のJ3北九州戦からの成長が1つの結果に結びつき、静かに喜びをかみしめた。

プロ5年目の今季、背番号が「15」から「23」に変わった。元日本代表FW岡崎慎司氏(39)やFW北川航也(29)、MF鈴木唯人(24=フライブルク)らがつけて飛躍した“出世番号”だ。昨季まで背負った北川から譲り受け「つけてほしいと言ってくれた北川選手、クラブの思いを受け取って結果を残したい」と勝負のシーズンに挑む。

この日で10日間のキャンプが終了した。吉田孝行新監督(48)は、戦力の見極めや戦術の浸透を進める中で「おもしろい選手がいた」。千葉に対しても「本当に良い選手でパワーもあって裏にも抜けられる。ウイングも含めて2、3個のポジションができると思う。キャンプを通しての発見。自分の中で手応えを感じている」と目を細めた。

来月8日開幕の「明治安田J1百年構想リーグ」まで残り約2週間。千葉は「自分が試合に出るために必要なことをやり続けたい」と表情を引き締めた。飛躍を誓い、再び定位置争いの中に身を投じていく。【前田和哉】