加美農と東北(ともに宮城)の野球部が主催する「KAMINOベースボールフェスタ2026」が24日、色麻町内にある同校体育…

加美農と東北(ともに宮城)の野球部が主催する「KAMINOベースボールフェスタ2026」が24日、色麻町内にある同校体育館で行われた。志波姫小野球スポーツ少年団、南中山ドリームズの計40人、一般参加10人が約2時間、野球を楽しんだ。加美農、東北の選手らが補助につき、守備や打撃、レクリエーションが行われた。さらに、昼食には加美農で作られた野菜入りのスープが提供された。

両校は以前から合同練習をする仲。普及活動の一環である野球フェスタは4年前、昨年夏まで東北を指揮し、同年11月に逝去した佐藤洋前監督の一声から始まった。東北・高橋颯内野手(1年)は「野球を楽しむことを(佐藤)洋さんは大事にされていました」と、その思いは教え子たちにも浸透。高橋が心がけたのはコミュニケーションの取り方だ。「野球以外のところで好きなものを聞いて、距離を縮めるところから始めました」。終わるころにはすっかり打ち解け、笑顔があふれていた。「これからも機会があれば、自分たちが野球の楽しさを伝えていきたいです」と話した。

昨秋東北大会4強の同校は、30日にセンバツ出場校発表で吉報を待つ。フェスタ終了後には、参加者から東北へエールと拍手が送られた。高橋は「高校野球は厳しいというイメージがありますが、耐え抜いた先のかっこいい姿をみせて、憧れてくれる子どもが増えてくれたらと思います」と力強く言った。【木村有優】

○…結果だけではなく、地域貢献も大事にする加美農。同校を指揮する佐伯友也監督は今年で9年目を迎える。就任初年度は部員不足により連合チームで大会に出場していたが、現在の部員は16人。さらに、4月の新入部員は10人前後を見込んでいる。シーズンオフ中のイベントへの積極的な参加や、佐伯監督の指導法に入部希望者が増えた。佐藤暖将副主将(2年)も、その1人だ。宮城・大崎市の自宅から、冬は片道1時間以上をかけて登校する。「佐伯先生の熱い指導の下で野球をしたいと思いました」と成長を続けている。

「地域に応援されるチームを目指しているので、お世話になっている分、恩返しができればと思います」。決して結果だけではない。多方面から地域を盛り上げていく。