今週の日曜日は、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GII・芝2200m)が行われます。 今年のAJCCは前…

 今週の日曜日は、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GII・芝2200m)が行われます。

 今年のAJCCは前走1着馬が不在。馬券に絡んでいる馬も3頭のみと、やや低調なメンバーに移ります。しかし、過去10年のAJCCでは、前走で4着以下に敗れている馬が5勝2着4回3着6回と巻き返すケースが目立ちますので、前走で結果が出ていないというだけで軽視するのは危険かもしれません。

 昨年も前走で6着に敗れたコスモキュランダが3着と好走。23年は前走で二桁着順だったノースブリッジ、ユーバーレーベンが一変し馬券に絡む走りを見せています。過去10年のAJCCでは、前走10着以下の馬も2勝2着2回3着3回と結果が出ていますので、今年も前走で大敗している馬への注意が必要になりそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走1.5秒以上の差で負けた馬
[0-0-0-20]複勝率0%
該当馬:アウスヴァール、アルビージャ、ショウヘイ、ノースブリッジ、ファウストラーゼン
(過去の該当馬:23年ガイアフォース1番人気5着、20年スティッフェリオ3番人気8着)

※特に言及のない限り、データは過去10年のAJCC(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるショウヘイが該当しました。

 前走で敗れている馬でもノーチャンスではないAJCCですが、その時の着差には注意が必要です。過去10年のAJCCでは前走で勝ち馬から1.5秒以上も離されている馬には好走例はありませんでした。前走で大きな差をつけられている馬は、大敗直後で精神的なダメージが大きく、力を出し切れる状態にないことが要因として考えられます。

 該当馬に挙げたショウヘイは前走の菊花賞で勝ち馬から1.6秒差の14着。デビュー以来、初めて掲示板を外す結果となっています。3000mの距離が合わなかったのかもしれませんが、大敗直後ということで精神的なダメージが残っていないか心配なところです。

 また、過去10年のAJCCで前走8着以下の4歳馬にも好走例がない点も気がかりです。前走で敗れてリズムを崩している4歳馬は、人気を裏切るケースも目立っていますし、あまり過度な期待はしない方が賢明かもしれません。

 今回の舞台となる中山も初めての出走になりますし、この条件への適性は未知数。結果的に全く合わないということも考えられますし、過去傾向も踏まえると高い評価は与えにくい1頭と言えます。人気で妙味も薄いですし、ここは本馬の評価を下げて考えた方が得策になるのではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。