阪神の木浪聖也内野手(31)が23日、大阪府内で行っていた自主トレを打ち上げた。前日22日に1、2軍合同のスタッフ会議…
阪神の木浪聖也内野手(31)が23日、大阪府内で行っていた自主トレを打ち上げた。前日22日に1、2軍合同のスタッフ会議が開かれ、2月のキャンプは初の2軍にあたる具志川組スタートが決定。プロ8年目となるシーズンを前に、現在地を「受け止めて」再出発を誓う。オフは体のキレを出すために例年以上のハードトレーニング。“奪還ボディー”で目指すは3年連続の開幕ショート。「自分を信じて戦うだけ」とデイリースポーツ紙に思いを独白した。
凍えるような寒さのグラウンドで、木浪は一人、自分自身と向き合っていた。大阪府内の最低気温は0度。白い息を吐きながら一球、一球、白球を打った。「人生うまくいかない時にどうするかを考える」と語ったのは、昨年11月26日に開かれた契約更改交渉後の会見。あれから2カ月、自問自答のオフを過ごした。
「自分を信じてやるだけかな、と。本当にそれだけですね」。ルーキーイヤーの2019年、鳥谷、北條らとの争いを制し「1番・遊撃」で開幕スタメンに名を連ねた。毎年のように激しい競争に身を置きながら、23年は「恐怖の8番」としてリーグ優勝、日本一に貢献。だが、昨年は72試合の出場で打率・193、0本塁打、15打点と成績を落とした。
栄光を知り、挫折も味わった7年間。前日22日には1、2軍合同のスタッフ会議が開かれ、プロ8年目で初めて具志川組スタートが決まった。13年目にして初めての梅野とともに、藤川監督は宜野座組メンバーと同じ宿舎を用意。「すごく重要な時間になる。自分を俯瞰(ふかん)で見る時間にしてほしい」とメッセージを送り、欠かせぬ戦力として期待を込めた。
球団は正遊撃候補として新助っ人ディベイニーを獲得。熊谷や小幡、西武を戦力外になった元山も加わり、定位置争いは激しさを増している。プロ8年目の現在地。木浪は「そこは受け止めています」と現実と向き合ってきた。「結局、自分。最後というか開幕から1軍で戦うイメージをして、毎日しっかりやることが大事」。そんな覚悟を語った上で「率先して、やっていきたい」と若虎に交じり、ひたむきに白球を追う2月を思った。
体のキレを求め11、12月は例年以上にトレーニングに比重を置いた。より引き締まった体で弾く打球は鋭く、力強い。「絶対に勝つぞという気持ちがある。宜野座でも具志川でも変わらない。その先に1軍で活躍するという思いが一番にある」と木浪。3年連続開幕ショートは譲らない。まだ見ぬ景色を力に変える。自分を信じてひたむきに、ひたすらに白球を追う。