<プロボクシング:フェニックスバトル149大会>◇23日◇東京・後楽園ホール◇観衆667人日本、東洋太平洋ウエルター級1…

<プロボクシング:フェニックスバトル149大会>◇23日◇東京・後楽園ホール◇観衆667人

日本、東洋太平洋ウエルター級14位の野上昂生(25=大橋)が約5カ月ぶりの再起戦を飾った。上村健太(28=緑)との68・8キロ契約体重8回戦に臨み、6回1分2秒、TKO勝利。昨年8月にWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦も兼ね、日本同級王者セムジュ・デビッド(33=中日)に挑戦も8回に逆転TKO負け。王座獲得に失敗して以来のリングだった。

序盤から圧力をかけて力強いパンチを繰り出した上村に対し、野上は左ストレートなどで応戦。丁寧に上下に打ち分け、組み立てていたものの「なかなかパンチが入らずに焦りそうになったが、作戦を切り替えた」と6回からギアチェンジ。前に詰めて右フックでダウンを奪うと、立ち上がってきた上村に「自然に出た」という強烈な左ストレートを浴びせ、レフェリーストップによるTKO勝ちをつかんだ。

プロ6戦目で初めての日本人対決を制した野上は「初めての日本人なので少し緊張しました。でも日本人だからメンタル面も分かりやすいし、心配はなかった。今年はもう1回、タイトル戦に挑戦し、必ず王者になりたい。負けないように毎日努力したい」と決意を示した。

所属ジムの大橋秀行会長(60)は「途中までポイントで負けていたと思うが、そこで倒すことはできた。またすぐにチャンスをつくりたいと思う。日本人初のウエルター級世界王者を目指していってほしい」と及第点を出していた。