ソフトバンク周東佑京外野手(29)が超大型契約を結んだ。23日、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み5年総額20億円(年…
ソフトバンク周東佑京外野手(29)が超大型契約を結んだ。23日、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み5年総額20億円(年俸4億円プラス出来高)で更改した。今季中にも国内FA権を取得見込みで昨季の年俸1億1000万円からジャンプアップ。球界を代表する快足男が育成入団から9年目で大型契約を勝ち取った。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンにも選出。2大会連続Vにも意欲をみせた。
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周東は笑顔とともに、しっかり責任感も背負った。契約交渉を終えて会見場に姿を見せると「みなさんお待たせしました。そういう気分です」と笑った。球団側との契約交渉の日程調整がつかず越年した。春季キャンプインを約1週間後に控え、ようやく納得の契約更改となった。
5年契約で総額20億円、年俸4億円プラス出来高のビッグディールだ。今季から3年は年俸固定、2年は変動制という。今季中に国内FA権を取得見込みで、球団側もチームの顔とも言うべき快足男の流出阻止に大型契約を提案した。
「5年間、しっかり働くということです。(長期契約で)まだ先があるとは思いたくない。まわりの目もあるし、今年はすごく大事な1年になると思う」
昨年まで2年間、選手会長を務めた。野球人としても1人の社会人としても大きく成長できた実感もある。昨シーズンは右腓骨(ひこつ)骨折などもあり96試合出場にとどまったが、35盗塁で3年連続盗塁王。さらにベストナイン、ゴールデングラブ賞を2年連続で受賞した。今季は不動のリードオフマンとしてさらに成長を誓う。「1年間、(シーズンを)走りきること。全試合、全イニング出ることを念頭に置いて頑張りたい」。年明けの6日から22日まで鹿児島・種子島で自主トレに励んだ。入団から昨年まで「内野手」登録だったが、今季からは「外野手」として再出発する。
チームのリーグ3連覇&連続日本一はもちろんのこと、今春のWBCでの連続世界一にも胸を熱くしている。侍ジャパンにも選出され中堅レギュラーとしての活躍も期待されている。「(前回のWBCでは)1打席しか打席に立っていない。それも三振ですし」。世界舞台で躍動し、さらにキャリアアップを目指すつもりだ。育成入団から9年。文字通り自慢の快足で「出世街道」を駆け抜ける。【佐竹英治】
▼周東が2億9000万円増の年俸4億円で契約更改。昇給額2億9000万円は20年浅村(楽天)に並び4位タイ。また、育成ドラフト出身選手が4億円到達は21年千賀(ソフトバンク=4億円)以来2人目で、野手では初。これまで育成出身野手の最高年俸は25、26年甲斐(巨人)の3億円で、周東が塗り替えた。
▼ソフトバンク三笠杉彦GM(周東の長期契約について)「チームの主軸として強いホークスを引っ張ってもらいたい。(契約は)実力があるから、が一番。走力だけでなく打撃もいい」