◇大相撲初場所13日目(23日、東京・両国国技館) 序二段で西3枚目・光星竜(音羽山)が7戦全勝で初の各段優勝を決めた。…

◇大相撲初場所13日目(23日、東京・両国国技館)

 序二段で西3枚目・光星竜(音羽山)が7戦全勝で初の各段優勝を決めた。6勝同士の対決だった千代大和(九重)をはたき込んで白星。西の花道で部屋の呼び出し、若者頭、世話人らに祝福され「いろんな方の支えがあって、今この場でやれている。優勝したというより、優勝させてもらったという気持ちの方が大きい」と涙を浮かべた。

 元幕内・安芸乃州の長男で、高校卒業後に渡米し、ネバダ州立大時代に柔道のUSオープンを制した異色の経歴を持つ。昨年の春場所の前相撲で初土俵を踏み、夏場所から3場所連続勝ち越しで三段目に昇進。だが、先場所の2番相撲で右足を負傷して休場。序二段に転落し「休場のつらさは入門してから想像もしていなかった。すごい悔しい思いをした」と振り返った。

 今場所は初日に左手の中指にひびが入るアクシデントはあったが、順調に白星を重ねた。優勝の可能性があったこの日は師匠の音羽山親方(元横綱・鶴龍)から「自分の相撲を信じて無理なことはしなくていい」、兄弟子の関脇・霧島から「頑張れ。大丈夫だから」と背中を押されたという。

 来場所は三段目に復帰する。「まだ突き押し、もろ手の立ち合いばかりなので。胸や頭からいったり、バリエーションが多い力士になりたい」と進化を誓った。