世界ボクシング評議会(WBC)が20日(日本時間21日)、2025年の年間各賞を発表。男子最優秀選手賞に、世界スーパー…

 世界ボクシング評議会(WBC)が20日(日本時間21日)、2025年の年間各賞を発表。男子最優秀選手賞に、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=が選出された。23年以来2年ぶり3度目の受賞となる。

 同賞の候補者には井上のほか、前WBC&IBF世界バンタム級統一王者・中谷潤人(28)=M・T=、3階級での4団体統一を達成し昨年12月に現役引退を表明したテレンス・クロフォード(38)=米国=ら6選手がノミネートされていた。

 WBCは公式サイトで、井上の選出理由について「日本の『モンスター』は2025年、歴史的で精力的な活躍を見せた。不動の地位を維持しただけでなく、年間4回もリングに上がった。彼のような実力を持つ現代のチャンピオンとしては、驚異的な頻度だ。彼の絶対的な支配力とスキルは、パウンド・フォー・パウンドランキングの頂点を揺るぎないものにしている」と説明した。

 井上は2025年、1月に金芸俊(韓国、4回KO勝ち)、5月にラモン・カルデナス(米国、8回TKO勝ち)、9月にムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、12回判定勝ち)、12月にアラン・ピカソ(メキシコ、12回判定勝ち)と年間4試合すべて勝利。4団体統一王座の年間4度防衛は史上初。全団体統一王座の年間4度防衛は、2団体時代の76年ムハマド・アリ(米国)以来の偉業となった。カルデナス戦で世界戦通算23KO勝利の単独史上最多記録を樹立し、ピカソ戦で単独史上最多の世界戦27連勝とした。

 また最優秀トレーナー賞には、井上尚弥とWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30)=大橋=兄弟の父・井上真吾トレーナー(54)が選出(フレディ・フンドラ氏と2人が受賞)された。真吾トレーナーは23年に続き2度目の受賞となった。

 各賞の受賞者は以下の通り。

 ▽最優秀選手賞

 井上尚弥(大橋)

 ▽最高試合賞

 クリスチャン・エンビリ(フランス)―レスター・マルティネス(グアテマラ)

 ▽最高ドラマチック試合賞

 イサック“ピットブル”クルス(メキシコ)―アンヘル・フィエロ(メキシコ)

 ▽最高KO賞

 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)―ダニエル・デュボア(英国)

 ▽最高パフォーマンス賞

 デビッド・ベナビデス(米国)―デビッド・モレル(キューバ)

 ▽女子最優秀選手賞

 ガブリエラ・フンドラ(米国)

 ▽女子最高試合賞

 ケイ・スコット(オーストラリア)―オリビア・カリー(米国)第2戦

 ▽女子最高ドラマチック試合賞

 ヨカスタ・バレ(コスタリカ)―ヤディラ・ブスティジョス(米国)

 ▽女子最高KO賞

 エミリー・ソンビコ(フランス)―ディー・アレン(英国)

 ▽女子最高パフォーマンス賞

 ガブリエラ・フンドラ(米国)―マリリン・バディージョ(メキシコ)

 ▽最優秀Revelation(新発見)賞

 ティアラ・ブラウン(米国)

 ▽最優秀カムバック賞

 マニー・パッキャオ(フィリピン)

 ▽最優秀イベント賞

 WBCボクシング・グランプリ

 ▽最優秀トレーナー賞

 井上真吾(大橋)、フレディ・フンドラ(米国)