ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇を目指す侍ジャパン。メンバー19名が決まり、選考もいよいよ本格化する中、…

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇を目指す侍ジャパン。メンバー19名が決まり、選考もいよいよ本格化する中、捕手枠の行方に注目が集まっている。

 1月16日に発表された第2陣の追加メンバーには阪神の坂本 誠志郎(履正社出身)とオリックスの若月 健矢(花咲徳栄出身)の2名が選出された。坂本は投手の持ち味を引き出すインサイドワークに定評があり、昨シーズン史上最速Vを達成したチームを支えた。また若月も勝負強い打撃に加え、正確なスローイングや肩の強さも兼ね備えている。この2人は昨年のセ・パ両リーグでベストナインとゴールデングラブを獲得しており、納得の選出となった。

 残る未発表メンバーは11人だが、侍ジャパンの井端 弘和監督は16日の発表記者会見で捕手をさらに一人追加することを明かした。有力候補は11月の韓国戦にも選出された巨人の岸田 行倫(報徳学園出身)とヤクルトの中村 悠平選手(福井商出身)だろう。

 岸田は韓国戦で本塁打を放ち、最大の武器である打撃力で強烈なアピールに成功した。「打てる捕手」としての期待値は非常に高く、守備力の高い若月や坂本と違った色を出せる。一方、中村は前回大会の優勝に貢献し、投手陣とのコミュニケーションや精神的な面でもチームに安心感をもたらす。特に先に発表された2人が主戦となれば、第3捕手としての役割となるため、経験値のあるベテラン捕手の存在は大きい。

 岸田と中村が基本線と予想されるが「サプライズ枠」として期待したいのが日本ハムの郡司 裕也(仙台育英出身)だ。今季は111試合で打率.297と3割に迫る打率を記録。また2年連続で2桁本塁打も達成するなどパンチ力も秘める。勝負強さの光るバッティングはもちろん、捕手だけでなく三塁手など複数ポジションを守れることも強みだ。短期決戦のメンバー構成で重宝されるユーティリティ性も含めて選出されてもおかしくないだろう。

 運命の最終メンバー発表まで刻々と時間は迫っている。捕手枠のラストピースは誰になるのだろうか。