2026年春の第98回選抜高校野球大会(センバツ)の選考委員会は30日に開催される。注目の21世紀枠は、昨年12月に発表…

2026年春の第98回選抜高校野球大会(センバツ)の選考委員会は30日に開催される。注目の21世紀枠は、昨年12月に発表された各地区推薦の9校のなかから2校が選考されるが、吉報を待ちわびる9校をそれぞれ紹介していく。

 四国地区では、高知大会で8強入りした高知農が選出された。昨年秋の高知大会の成績は以下の通り。

<高知県大会>
1回戦 12-2 宿毛工
2回戦 1-0 土佐塾
準々決勝 2-3 明徳義塾

【投手陣】

 エースの山下 蒼生(2年)が全3試合に登板。2回戦では延長10回タイブレークを投げ切り、4安打完封。6回からは毎回走者を出すも失点は許さない粘りの投球で、チームを8強入りに導いた。敗れた明徳義塾戦でも先発完投。2試合連続の延長10回タイブレークとなる接戦も投げ切った。最後はサヨナラ負けに涙したが、名門の強力打線を最後まで苦しめた。3試合21.2回を投げて防御率は1.25と抜群の数字を誇った。

【打撃陣】

 山下は打っても3番で初戦の宿毛工戦では4打数3安打5打点の活躍だった。土佐塾戦の延長10回に貴重な打点を挙げたのは、6番・有光 楓馬(2年)で、この試合2安打の活躍。明徳義塾戦では、5番・栗山 典天(2年)が適時三塁打を放って、相手失策も重なり自らもホームを踏んで、チーム全2得点を演出した。

 高知農が県大会で8強入りするのは、2013年夏以来、12年ぶり。現部員は18人だが、過去には連合チームとして参加した時代の乗り越えて快進撃を見せた。農業高校の魅力発信として野球教室を重ねるなどの努力も実った。準々決勝では県内では超名門の明徳義塾に勝利まであと1歩だった。春夏通じて初の甲子園出場へ。粘り強い野球を重ねたナインの祈りは天に通じるか。