<大相撲初場所>◇8日目◇18日◇東京・両国国技館1人で2日連続獲得した前頭義ノ富士に続く今場所の金星は、天覧相撲で1日…
<大相撲初場所>◇8日目◇18日◇東京・両国国技館
1人で2日連続獲得した前頭義ノ富士に続く今場所の金星は、天覧相撲で1日に一気に2人が獲得した。まずは結び前に土俵に立った東前頭4枚目の大栄翔(32=追手風)が、22年春場所で照ノ富士を破って以来、4年ぶり通算5個目の獲得。立ち合いはすぐに横綱豊昇龍に左を差された。だが、さらに前に出てきた相手に右は差させなかった。右に回り込みながら引いて、はたき込み。相手は前のめりに倒れ込んだ。「自信になる。陛下の目の前で相撲を取ることができるのは、なかなか、ないこと。三役に戻るのが目標なので頑張りたい」と、天覧相撲で金星という、自身の相撲人生に大きな1ページを記し、胸を張っていた。
続く結びの一番に登場した、西前頭3枚目の伯桜鵬改め伯乃富士(22=伊勢ケ浜)は、横綱大の里に完勝した。立ち合いで頭からぶちかますと、左を差し、右はハズ押しで一直線。わずか2秒4で押し出した。これで大の里には、横綱昇進後、4場所連続で顔を合わせて3勝1敗。大の里に勝てなかった先場所は、豊昇龍を破っており、4場所連続金星は土佐ノ海、北勝富士に次いで、昭和以降3人目という快挙となった。
入門時の師匠、先代宮城野親方の元横綱白鵬譲りの天覧相撲での強さを発揮した。「入門したころに白鵬横綱が『天覧相撲で1度も負けていない』と言っていた。花道から陛下の顔を見た時は『テレビで見た光景だ』と思った。陛下の前で相撲を取るなんて、普通はできない経験」と、必死に興奮を抑えて振り返った。三役以上で対戦を残すのは新大関安青錦だけで、5勝3敗の好成績で折り返し、来場所の新三役昇進が現実味を増してきた。【高田文太】