<立ち技格闘技RISE(ライズ):195大会>18日◇東京・後楽園ホール元年俸120円Jリーガーの安彦考真(47=Yog…

<立ち技格闘技RISE(ライズ):195大会>18日◇東京・後楽園ホール

元年俸120円Jリーガーの安彦考真(47=Yogibo DATSURIKI GYM)は、YO UEDA(53=TARGET SHIBUYA)とウエルター級(-67・5キロ契約3分3R)で対戦し、1回59秒KO勝ちで約1年半ぶりの白星を手にした。

試合後のインタビューに応じ「勝つこともKO勝利も前提としてきたので不安ではありました。でも、やってきたことは間違いないと思っていましたし、毎日死に物狂いでやってきて自信はあったので。しっかり練習してきたのでKOできてよかった」と安堵(あんど)の表情をみせた。

序盤はお互いに探り合う展開が続き、パンチを出しに前に出た相手に安彦が左膝でひと突き。そのままYO UEDAは倒れ込んで動けず、KO勝利となった。その前にも飛び膝蹴りを入れる場面があり「あれを入れて、いけるかなと感じました。相手に頭を下げてくるクセがあったので、膝は練習していました。思っていた通りにうまくハマってくれました。感触は完璧。入った瞬間に終わったかなと思いました」と振り返った。

今回は「200万円総取りトーナメント GACHI!!」の中の1戦。出場希望選手は面接などでトーナメントにかける思いなどをプレゼンしていた。審査の結果、安彦らの試合は決勝へ進む試合のリザーブマッチとして実施。他2試合の1回戦勝者がどちらも決勝出場OKとなったため出番は回ってこず「悔しいですね。面接でも勝ち取れるように準備してきて、リザーブとなってショックでした。でも試合になればそうしたものは関係ないですし、しっかりとりにいくと。勝利した選手には200万円を意味あるものにしてほしい」と語った。

安彦にはKOボーナスの10万円は入るが、かねて行っている児童養護施設へのサポートとして全額寄付する予定という。今後については「年齢もあるので少し間をあけたいですが、今回に関してはあまりダメージがないので。コンスタントに試合に出たいですし、僕はRISE育ちで、キックの良さを伝えたいと思っています。今日も100人を超える方が応援に来てくれて、ほとんどが同世代です。僕の生きざまや、魂は伝えられたと思うので、みんなで前を向けるようにしていきたいです」と力を込めた。

会場にはRIZINの榊原信行CEOも訪れており、勝利後のマイクでは同大会出場を猛烈アピールした。サッカー選手引退時のスピーチでは「大みそかのRIZINに出る」と宣言しており「RIZINで何か勝負できないか。年末までもう何試合かやって、燃え尽きることなく勝負したい」。榊原氏とはリングを降りたあとにグータッチし「『知ってるよ』と言われました。直接思いを伝えられて良かった」と話した。

◆安彦考真(あびこ・たかまさ)1978年(昭53)2月1日、神奈川県生まれ。高校3年時に単身ブラジルへ渡り、19歳で地元クラブとプロ契約を結んだが開幕直前のけがもあり、帰国。03年に引退するも17年夏に39歳で再びプロ入りを志し、18年3月に練習生を経てJ2水戸と40歳でプロ契約。出場機会を得られず19年にJ3YS横浜に移籍。同年開幕戦の鳥取戦に41歳1カ月9日で途中出場し、ジーコの持つJリーグ最年長初出場記録(40歳2カ月13日)を更新。20年限りで現役を引退し、格闘家転向を表明。22年2月16日にRISEでプロデビュー。プロ通算4勝(4KO)1分け4敗。175センチ