2026年春の第98回選抜高校野球大会(センバツ)の選考委員会は30日に開催される。注目の21世紀枠は、昨年12月に発表…

2026年春の第98回選抜高校野球大会(センバツ)の選考委員会は30日に開催される。注目の21世紀枠は、昨年12月に発表された各地区推薦の9校のなかから2校が選考されるが、吉報を待ちわびる9校をそれぞれ紹介していく。

 中国地区では、昨年秋の山口県大会で3位となり、46年ぶりに中国大会に出場した山口県鴻城が選出された。左腕エースの阿浜 倖助投手(1年)と4番の西村 太陽捕手(1年)の1年生バッテリーを中心に、快進撃を続けた。昨年秋の山口大会、中国大会の成績は以下の通り。

<山口県大会>
1回戦 5-1 小野田工
2回戦 8-0 小野田
3回戦 4-3 長門
準々決勝 3-2 南陽工
準決勝 1-11 下関国際
3位決定戦 4-1 高川学園

<中国大会>
1回戦 1-5 倉敷商(岡山)

【投手陣】

 1年生左腕エース阿浜が山口大会では頼れるエースぶりを発揮した。3位決定戦で、強豪の高川学園に対して1失点完投勝利。中国大会出場を決めた準々決勝の南陽工戦では、9回2失点(自責1)完投に9回サヨナラ打をマークするなど、投打に大活躍。チームに欠かせない1年生エースとして成長した姿をアピールした。中国大会では初戦で完投。6安打5失点と集中打を浴びての敗戦とはなかったが、最後まで投げきって貴重な体験を手にした。

【打撃陣】

 中国大会では初戦敗退も終盤8回に意地の1点をもぎ取った。打点をマークしたのは1番の池辺 晟汰外野手(1年)。1死二塁から中前安打を放って一矢を報いた。この試合では6番の阿浜とともに2安打をマークして存在感を見せている。2番の末永 颯汰内野手(2年)は県大会3位決定戦で3安打をマーク。4番捕手の西村太は準々決勝で2安打1打点を挙げて勝利に貢献している。

 1889年に山口市内に創立された私立校。県内名門の宇部鴻城とは同法人。野球部は小中学生に対して防犯活動などで県警から表彰されるなど、野球以外の地元貢献度も高く評価されている。ここまで大正、昭和、平成で各元号ごとに甲子園出場を果たしてきた。令和として初出場がかかる21世紀枠選出に期待がかかる。