<ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯個人第17戦>◇17日◇札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル…
<ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯個人第17戦>◇17日◇札幌市大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル)
中村直幹(29=フライングラボラトリー)が合計263・6点で自己最高の2位に入った。1回目134メートル、2回目132・5メートルを飛び、この日の日本勢最高成績を出した。個人の表彰台は3位だった22年11月ルカ大会以来3シーズンぶり、地元・札幌では初めて。2大会連続の五輪代表入りは確実で、本番に向けて調子を上げる。
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ジャンプ台から実家まで「全然歩いて行ける程度の近さ」という大倉山育ちの中村が、愛する地元で自己最高成績をたたき出した。130メートル台を2回そろえ、1回目4位から順位を上げた。飛び慣れた台で表彰台に立ち「地元で2位になることができてとりあえず良かった」と笑顔を見せた。
昨年10月、22年6月から住んでいたドイツからスロベニアに拠点を移した。同国の代表と練習をしたり、監督からアドバイスも受ける。「いろんなアイデアがある」と強豪国から吸収する。この日今季8勝を挙げた同国のドメン・プレブツとはクリスマスを一緒に過ごす仲。表彰台の隣に並んで「なかなか勝てないなということをちょっと思っている」と悔しさも見せた。
エース小林陵侑とは同学年。今季W杯初優勝を果たした二階堂蓮も台頭。現時点で日本勢3番手ながら、2大会連続の五輪代表入りは確実。「負けないように。ひっそりと裏から狙っている」と、ライバル心をのぞかせる。実業団に所属せず、起業した会社のCEOジャンパーは、独自のスタイルを貫く。【保坂果那】
○…18日の個人第18戦は五輪代表選考最終戦となる。53歳レジェンド葛西紀明が予選に参戦し、上位50位に入って本戦進出を目指す。9度目出場を目指す4年に1度の祭典には、日本男子が現時点で「3」しかない五輪出場枠を最大の「4」に増やすことができた上で、自身が優勝しなければ可能性が消える。崖っぷちだが、まずは「必ず予選通過して試合(本戦)に出場したい」と意気込んでいる。