今週の日曜日は、京都競馬場で日経新春杯(GII・芝2400m)が行われます。 12年以降の京都芝2400mで開催され…

 今週の日曜日は、京都競馬場で日経新春杯(GII・芝2400m)が行われます。

 12年以降の京都芝2400mで開催された日経新春杯(計10レース)はすべてハンデ戦で行われています。ハンデ戦は出走するすべての馬に勝つチャンスを等しく与えるため、斤量に差を設けて行われます。実績に劣る馬や近況が今ひとつの馬でも斤量差を生かし好走するケースがありますので、ハンデ戦は荒れやすいとイメージされる方も多いのではないでしょうか。

 ただし、12年以降の京都芝2400mで開催された日経新春杯を見ると、前走10着以下の馬は49頭が出走し3着2回と苦戦しています。ハンデ戦の日経新春杯とは言え、前走で10着以下に大敗している馬の巻き返しには期待しにくいと言えそうです。

 今年の日経新春杯でも前走の着順は必ずチェックし、前走で大敗している馬については割り引いて考えるのも策のひとつと言えるかもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走1.3秒以上の差で負けた馬(ただし、日経新春杯で連対実績のある馬は除く)
[0-0-0-34]複勝率0%
該当馬:マイネルケレリウス、ヤマニンブークリエ
(過去の該当馬:15年タマモベストプレイ2番人気7着、14年ラブイズブーシェ3番人気8着)

※特に言及のない限り、データは12年以降の京都芝2400mで開催された日経新春杯(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるヤマニンブークリエが該当しました。

 前走で10着以下に大敗している馬が苦戦しているのは先に書いた通りです。加えて、前走で勝ち馬から1.3秒以上の差をつけられてしまった馬も苦戦しています。

 データ対象の日経新春杯では、前走1.3秒以上の差で負けた馬は36頭が出走し3着1回のみ。馬券に絡んだのは15年アドマイヤフライト。本馬は前年の日経新春杯で2着に入っており、京都芝2400mに高い適性を示していた馬。前走で勝ち馬に大きな差をつけられている馬でも、京都芝2400mに対して高い適性があることを示す実績があれば好走する可能性は残されると言えそうです。

 該当馬に挙げたヤマニンブークリエは前走の菊花賞で2.4秒差の16着。今年4歳になりますので、日経新春杯に出走した経験はなし。京都芝2400mにも出走歴はありませんので、この条件への適性は未知数と言えます。この条件が全く合わない可能性も十分にありますので、人気なら嫌ってみるのもアリかと思います。

 また、今回は菊花賞以来の休み明けで中11週での出走。この中間の追い切りで時計を出したのは3本のみ。昨年のセントライト記念も中11週で出走し2着に入っていますが、この時の中間は最終追い切りまでで6本もの時計を出しています。前走の菊花賞がテンション面を敗因に挙げていますので、その点を考慮しての調整にも思えますが、明らかに追い切り本数が足りていない印象がぬぐえません。

 過去の傾向や今回の臨戦過程を考えると、人気ほどの信頼は置きにくい1頭と言えます。配当妙味も薄いとなれば、本馬の評価を思い切って下げて考えるのもひとつの手ではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。