WBC出場が決定している大谷(C)Getty Images いよいよワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に対する…

WBC出場が決定している大谷(C)Getty Images
いよいよワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に対する関心が高まっている。1月16日には、連覇を目指している日本代表の井端弘和監督が本大会に参加する追加メンバーを公表した。
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すでに大谷翔平(ドジャース)らメジャー組3人を含む8人の選手の出場が発表されていた侍ジャパン。追加メンバーには、阪神の佐藤輝明、森下翔太の両主砲に加えて、メジャーリーグでFAとなっている菅野智之も選出された。
侍ジャパンの輪郭も見え始めてきた。その中で小さくない注目を集めるのは、日本国内の大会放送が動画配信サービス「Netflix」で独占中継されるという点だ。
過去5大会は、いずれも地上波放送がされてきた。実際、その影響力は計り知れず、前回大会では、日本とアメリカによる決勝が平均世帯視聴率42.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という平日午前に異例の数字を記録した。
だが、大会を主催のワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)によって、放映権料は前大会の30億円から約5倍となる150億円に増大。必然的に買い手は限られ、地上波中継が消え、Netflixの独占配信が決定的となった。
万人が目を通せる地上波の力がなくなる。野球人気の回復にも影響しうるこの決定に対しては、SNS上で反発の声も小さくなかった。一方で近年の日本で動画配信サービスでのスポーツ中継が普及していることから、いわゆる“テレビを見ない世代”される20代がメインの利用者層を取り込める可能性もある。
いわば「野球大国」であった日本国内で生じる変化には、米メディアも小さくない関心を示している。米紙『New York Post』は「Netflixは日本でも比較的安価だ。広告ありで月額6ドル未満、スタンダードプランでも10ドル未満だ」と紹介しつつ、「その価格が大衆の怒る原因ではない」と分析した。
「高齢のファンはテレビにNetflixをインストールするのに苦労するだろうか? WBCを視聴できる子どもが減ることで、かつてオオタニがイチローを見て感動したように、多くの子どもたちがオオタニに感動する機会を失ってしまうのだろうか? 日本におけるニュース報道で、Netflixは『黒船』と呼ぶことが多くある」
「ただ、日本では最終的に地元の人々の『オオタニを見たい』という熱意が、高騰するチケット価格や変化への懸念を上回るケースがある。おそらくNetflixも同様の反響を期待している」
賛否両論は渦巻いている。そうした中で実施される野球中継の“サブスク化”は、日本国内でどのようなジャッジを下されるかは興味深いところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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