侍ジャパン井端弘和監督(50)が16日、3月に行われるWBCに出場する11選手を新たに発表した。オリオールズをFAになっ…

侍ジャパン井端弘和監督(50)が16日、3月に行われるWBCに出場する11選手を新たに発表した。オリオールズをFAになった菅野智之投手(36)に加え、佐藤輝明内野手(26)、牧秀悟内野手(27)ら主に国内組の野手が選出された。菅野は17年WBC以来2大会ぶりの選出。前回大会に続くメンバーは9人となった。昨年12月の1次発表に続く第2弾で、これで計19選手が決定。今月中に全メンバーを発表する見込み。約1カ月後に宮崎強化合宿を控え、徐々にメンバーの骨格が見えてきた。

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井端監督の希望と、菅野本人の意向が一致した選出だった。指揮官が明かす。「本人ともよく話し合いはして。こういう状況でも、というところで、こちらとしても来てほしかった。本人も出たいという気持ちが一致しました」。オリオールズからFAとなり、今季の所属先が決まっていない36歳。メジャー球団の移籍を模索しており、今後の契約にも影響が出かねない状況だが、それを覚悟の上で日の丸への強い思いを示した右腕に、井端監督の期待は大きい。

巨人時代、現役でともにプレーし、実力は熟知している。菅野は17年WBC準決勝で、米国代表相手に好投も惜敗。国際舞台の経験が豊富で、昨季はMLB1年目でピッチクロックやピッチコムに適応しながら、10勝10敗をマークした。9年ぶりの侍入りに、井端監督は「いろいろなメジャーのルールがある中で1年やって結果も残しました。ゲームを作れるピッチャーであるのは間違いない」と、先発投手として信頼を寄せた。

公式ロースターは2月6日発表の予定で、1月中にも全メンバーを決定する。今回の2次発表で、第2先発をあわせた先発枠8人は菊池、伊藤、種市、菅野が確定。山本、今永のMLB組に加え、高橋宏、北山、隅田らが最終候補となりそう。リリーフ陣では今回発表になった松本裕のほか、決め球と球威を併せ持つ千賀、松山らも候補で、井端監督は「来週までには(最終決定)とは思ってますし、ピッチャーは調整もある。できる限り早く決めたい」と見通しを示した。

外野については近藤、周東、森下の3人を追加発表。指揮官は「外野5枠」を明言しており、カブス鈴木、レッドソックス吉田のMLB組もメンバー入りする可能性は高い。捕手は坂本、若月が決定し、残り1枠を争う形に。昨年11月の強化試合に出場した岸田、中村悠らが控える。MLB組のホワイトソックス村上、ブルージェイズ岡本には、すでに出場意思を確認済みだ。

他国では、米国代表として昨季限りで引退を表明した前ドジャース・カーショーの参戦が決まった。MLBスターが続々と集う今大会に「率直にすごいなと思ってますし、そこにどう勝とうかというのをこれから考えていきたい」と指揮官。日本が誇るスーパースターたちで世界連覇を目指す。【小早川宗一郎】

◆菅野のWBC 17年の第4回大会に出場し、3試合に先発して勝敗なし、14回1/3を投げ自責点5、防御率3・14だった。準決勝の米国戦(ドジャースタジアム)ではイエリチ(マーリンズ)、アレナド(ロッキーズ)、ホスマー(ロイヤルズ)のクリーンアップを無安打に抑えるなど6回を被安打3、奪三振6、失点1(自責点0)の好投。味方の援護が菊池の本塁打による1得点と振るわず、試合は1-2で惜敗した。