前巨人監督の原辰徳氏(67)が15日、野球殿堂入り通知式にゲストスピーカーで出席し、エキスパート表彰で殿堂入りした栗山英…

前巨人監督の原辰徳氏(67)が15日、野球殿堂入り通知式にゲストスピーカーで出席し、エキスパート表彰で殿堂入りした栗山英樹氏(64=日本ハムCBO)に祝福のメッセージを送った。

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栗山氏のゲストスピーチに立った原辰徳氏(67)は「喜んで、今日この壇上に来てお話をさせていただいています」と、朗らかな声で切り出した。

巨人の現役時はともにセ・リーグで戦った仲。「非常にガッツのある、向こう気の強い素晴らしい選手」と記憶している。3歳下のヤクルト栗山は「体は決して大きくなかったが、左(打席)であれほど踏み込みの強いバッターはいなかった。体全体で野球をやろうとしていた」選手だった。

お互い監督になってから、ある相談を受けた。花巻東・大谷の日本ハム入りが決まった後、二刀流プランを打ち明けられた。「いいじゃない。特にパ・リーグはDHだし、思い切ってできる。可能性を信じることは素晴らしいことだ」と背中を押したという。

原氏 「俺はバッティングの方がすごいと思うぜ」と。だけど(栗山氏は)「ピッチャーもすごいんですよ」と、そんな会話を。当時はいろんな方が(二刀流に否定的)。それを貫いた。現在の礎になっているのは素晴らしい。(大谷が)ジャイアンツに来てたらDH制がないから、なかなか。

“落ち”もつけて、2人だけのやりとりを懐かしんだ。

WBC優勝監督の後輩でもあり、接点は長い。実は、東海大相模・原にあこがれ同校のセレクションを受けにきた中学生の栗山氏に声をかけたのが始まり。原氏は「野球殿堂になるべくしてなった、素晴らしい野球人」と自分事のように喜びながらたたえた。【古川真弥】