高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。その…

高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。

 昨年秋の関東大会で4強入りを果たした佐野日大(栃木)の2番・櫻岡 稜万外野手(2年)が攻撃の起点になって勝利に貢献した。

 栃木大会では打率3割を超え、関東大会では3試合すべて安打を放って打率4割を超えた。初戦の中央学院(千葉)では0対2で迎えた3回に、先頭打者として三塁打を放って同点劇のイニングにつなげた。敗れた準々決勝では反撃ののろしを挙げる適時打も放った。チームトップの3犠打もマークして「つなぎ役」としても活躍した。

 166センチ、60キロと小柄ながらも、体いっぱいを使った打撃でヒットを重ねた。花咲徳栄(埼玉)戦の適時打も、外角球の直球を引きつけて引っ張るようにセンター方向へはじき返した。小柄な体格も生かして、選球眼を磨いて四球を選んで出塁することも多い。関東大会3試合でチーム唯一の盗塁は、櫻岡の足でマークしたものである。

 俊足はセンターの守りでも生かされている。走攻守そろった166センチの2番打者が、センバツでも勝利へのキーマンになる。