PGAツアー29勝を誇るロリー・マキロイ(北アイルランド)が、15日に開幕したDPワールドツアー(欧州ツアー)「ドバイ…
PGAツアー29勝を誇るロリー・マキロイ(北アイルランド)が、15日に開幕したDPワールドツアー(欧州ツアー)「ドバイ招待」で2026年をスタートした。ここ数年、シーズンをどのように過ごすのかについて変わった動きはほとんどどない。しかし、今回は新たなギアを導入している。
アイアンは、これまで使用を続けてきたブレード型ではなくキャビティ構造のモデルを投入。今月初めに、マキロイが所属するTGLのチームであるボストンコモンゴルフが投稿した動画において、「実は新しいアイアンセットを試していて、今はとてもワクワクしているんだ」と述べていた。
2007年に最高級銀製食器セットのナイフよりも薄いタイトリストの「660ブレードアイアン」を携えてキャリアをスタートし、以降はタイトリスト、ナイキ、テーラーメイドの各種ブレードアイアンの組み合わせを使用してきた。時折、寛容性の高いロングアイアンをセットに加えたこともあったが、プロ20年目を迎える今、完全にキャビティへと舵を切った。
8度目の年間王者を目指して欧州ツアーの新シーズンに臨むマキロイは、生涯グランドスラム達成者のために特別に作られた「RORS プロト」を手放し、テーラーメイド「P7CB」シリーズの5番から9番アイアンを携えて今年初戦の会場となるドバイクリークリゾートに姿を現した。テーラーメイドはPGATOUR.COMに対し、変更の理由はより高い寛容性にあり、「それこそ彼がキャビティを試した主な理由でした」と述べている。
テーラーメイドの担当者は「彼はミスヒットでかなりショートすることがあるように感じていたので、キャビティの付いたものを試してみたかったのです。セットを組み上げてみると、即座に寛容性と飛距離コントロールの向上を実感しました。スピンの一貫性も保たれており、ラインのキープも若干良くなりました」と加えた。
この試みは、2025年最後の出場となった欧州ツアー「オーストラリアンオープン」から始まった。長い番手のアイアンを補うために4番から6番アイアンをバッグに加え、週末にはフルセットを使用してストローク・ゲインド・アプローチで+0.59という数字をマークした。彼はTGL第2シーズン開幕戦でもこのセットを使用し、今回は使用の場を巨大スクリーンの前から再びコースへと移した。
このキャビティ構造のフルセットへの変更には、マキロイ専用となる独自の細工が施されている。今週マキロイが持ち込んだP7CBをじっくり観察すると、ここ数年使用してきた「P760」のロングアイアンを模したカスタムのリーディングエッジとなっていることが分かる。加えてオフセットを標準セットより小さくすることで、インパクトでクラブが地面に沈み込むことを防ぎ、ターフの抜けを良くしている。
マキロイはアイアンの変更に加え、ドライバー、3番ウッド、5番ウッドをテーラーメイド「Qi4D」へ乗り換えて2025年を締め括っている。この変更は、先代の「Qi35」に替えることなく「Qi10」シリーズを使い続けてきたマキロイにとって大きな変化となる。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)