◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前(13日)ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)ついに手に入れ…
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前(13日)ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
ついに手に入れたPGAツアーのカードは誇らしくとも、「あまり特別な感情はないですね」と中島啓太は落ち着いていた。賞金王に輝いた日本ツアー、2シーズンにわたってプレーしたDPワールドツアー(欧州ツアー)が、ここまで来るための踏み台だったとは思わない。「回り道だとか、通り道みたいな感じではなかった」と胸を張って言える。
それほど直近の数年間は充実感でいっぱいだった。「大変な戦いでしたけど、本当に楽しかった。 DPも大好きなので、その中で上がってこられたのは良かったなと思います」。年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)で昨季、有資格者を除くトップ10入りを決めてPGAツアーの出場権を獲得。その傍らでは、フランス・パリをはじめ各国で観光に出向くなど、異国での生活を日常的に楽しんだ。
2024年の「ヒーローインディアンオープン」で初優勝、翌年は2位だった。昨年10月の「インディア選手権」でも2位に入った。インドとの相性の良さはツアー仲間からも認知されるところで、「みんなに『早くレジデンス(自宅)を買え』って言われるんですけど…」と、戦友が世界中にできた。
一歩ずつ、地面を踏みしめながらたどり着いた最高峰のツアー。本格参戦1年目は出場優先順位がトップ選手に比べて低く、予選ラウンドは早朝のティオフや日没間際のプレーを余儀なくされる。そのサバイバルゲームを勝ち抜く覚悟は十分。「DPに参戦し始めたときは、(午前)6時15分スタートもありました。バーレーンで。最初はビックリした」と予行演習はしてきたつもりだ。
長らくキャディを任せてきた岡崎錬とのコンビを米国でも継続する。「すごく心強い相棒だと思っているので、自分と錬さんを信じてやりたい」と意気込む。「大きい目標はやっぱり勝つことですけど、そこは今のところ“ぼんやり”している。目の前の試合、そういう状況を一打一打、丁寧にやることに集中したいと思います」。互いに刺激し合い、心から頼れる友人は新天地でもっと増える。(ハワイ州ホノルル/桂川洋一)