チーム内の不和を最後まで正せなかったアロンソ(C)Getty Images 衝撃的な解任が波紋を呼んでいる。 現地時間1…

チーム内の不和を最後まで正せなかったアロンソ(C)Getty Images
衝撃的な解任が波紋を呼んでいる。
現地時間1月12日、ラ・リーガの名門レアル・マドリーは、今季から就任したシャビ・アロンソ監督の解任を発表した。
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わずか半年での更迭だった。2023-24シーズンにレバークーゼンを無敗でのブンデスリーガ優勝に導いた手腕を評価され、現役時代の古巣だったR・マドリーの指揮官となったアロンソ。若手を抜擢する手法が、スター軍団にどのような化学変化を起こすかが注目された。
国内における戦いにおいての単純な結果で言えば、十分にやっていた。ラ・リーガではここまで14勝3分2敗で首位バルセロナとは勝点4差の2位。逆転優勝を目指せるだけの位置には付けていた。
しかし、R・マドリーの幹部は、現地時間1月11日のスペイン・スーパーカップ決勝で、宿敵バルサに2-3と競り負けるや否や、大ナタを振るった。その決断の迅速さは、周囲に有無を言わさない“決定打”となる出来事を待っているかのようでもあった。
智将の人事を巡って何が起きていたのか。英紙『Daily Mail』など複数の欧州メディアが「隠しようのない事実」として伝えるのは、アロンソと複数の主力選手たちとの確執だ。
アロンソと一部選手との“溝”を「象徴した」とされたのは、11日のバルサ戦後の出来事だ。優勝を飾った勝者を称えるべきと考えた44歳の指揮官は、自チームに花道を作るように指示。しかし、指揮官に対して、大黒柱であるキリアン・エムバペが対応を拒否。両手を振り上げて立ち去ったのだ。
不満げだったフランス代表FWの振る舞いを「敗北という熱狂の中でスポーツマンシップの基本原則を忘れてしまったようだ」と断じた『Daily Mail』は、「アロンソの統治を象徴する事件だった」とも指摘。スペイン人指揮官がいかに信頼されていなかったかを強調するように伝えた。
また、スペイン国内では、アロンソ自身の不安定さが解雇に繋がったと分析もされている。元スペイン代表MFで、R・マドリーでもプレーした経験を持つグティ氏は、『DAZN』の番組内で「監督が自らを救う唯一の方法は勝つことだ。だが、同時に最後まで自分のアイデンティティーを押し通そうと努力しなければならない。シャビ・アロンソは、邪魔をする者を踏みつけにして、最後まで自分の考えを押し通そうとしなかったことを後悔するだろうね」と指摘。さらに、こうも続けている。
「ロッカールーム内での居心地の悪さや監督への不満ってものは、練習だけでなく、試合にも大きく表れる。それが今回の解任のキッカケになったと思う。もしも、彼の思考したプレースタイルやピッチ上での結果が原因だとするなら間違いだ。彼はバルセロナのハンジ・フリック監督が率いた最初の34試合と同じ成績を残している。つまり、彼(シャビ・アロンソ)が、試合に勝つという面では悪くないということだ。しかし、彼がロッカールーム内で影響力を発揮できなかったという噂が数多くあったのは事実なんだよ」
なお、R・マドリーは、後任としてBチームを率いていたアルバロ・アルベロアの招聘を決定。奇しくも現役時代にアロンソと苦楽を共にしたOBは、課題の山積する名門を立て直せるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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