宣戦布告、受けて立つ!ソフトバンク小久保裕紀監督(54)が12日、地元・和歌山での後援会パーティーに参加。日本ハム新庄剛…

宣戦布告、受けて立つ!ソフトバンク小久保裕紀監督(54)が12日、地元・和歌山での後援会パーティーに参加。日本ハム新庄剛志監督(53)から「打倒小久保裕紀」と宣戦布告されたことに反応した。和歌山県出身で初のプロ野球日本一監督となり、今季は11球団から追われる立場となった。有原の移籍でさらに強力になったライバルの挑戦を受けて立つ。

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壇上の左にはチャンピオンフラッグが掲げられていた。小久保監督は「このフラッグを初めて和歌山に届けることができました。じっくり見て帰ってください」と胸を張った。事前に球団やNPBに許可をもらい4トントラックで大事に福岡から運んできた。和歌山県知事や世話になり、応援してくれている参加者333人にチームで勝ち取った日本一の証を披露した。

昨季は西武西口、ロッテ吉井と3人の和歌山出身監督がパ・リーグで戦った。阪急、近鉄で指揮を執った西本監督、西武東尾監督もリーグ優勝はあっても日本一には届かなかった。地元の歴史を塗り替えた小久保監督は今季、さらに2年連続の日本一を狙う。

小久保監督は壇上で「新庄監督から打倒ホークスではなく、打倒小久保裕紀と名指しされた。同い年でプロ野球全体を盛り上げようという心根はつながっているが、本気で勝ちにきている」と、7日の新庄監督の発言を引用し、昨季以上に脅威ととらえていることを明かした。

「有原を取られてしまった。私の下で2年連続開幕投手、2年連続で最多勝の投手が一番のライバルである日本ハムに移籍してのスタート」と抜けた穴の大きさを口にした。今季は新庄政権5年目となる。「投手陣が充実している。生え抜きがいい時期にさしかかっている。(打線も)戦い方が多彩」とチームとしての完成度を感じている。レイエスを軸に足を絡める選手で固めたり、長打を打てる選手を並べたりと、状況に応じて使い分ける層の厚さ、新庄野球の選手への浸透など、要素は数多くある。先発陣の中5日構想など、考えが重なる部分もある。

「開幕3連戦で誰を投げさせるかすら、正直、白紙」。3月のWBCには侍ジャパンだけでなくモイネロや新外国人の徐若熙も参加するため、状況が不透明だ。その中での現状の最強メンバーを作り上げる。「またみなさまによい報告ができるように」。険しい道の中、必ず今季もチャンピオンフラッグを勝ち取る。【石橋隆雄】

○…ソフトバンク小久保監督が25年シーズンをまとめた映画を昨年末に鑑賞した。「ホークススピリット-273日の記憶-」と題した長編ドキュメント。小久保監督は「1年間しっかり振り返ってみたいな感じだった。自分自身、確かにきつかったなっていうのと、当たり前だけど主力がよく練習するチームだというのは表れていた」。自身の現役時代に貫いた姿勢が今のチームにも受け継がれていることを再認識していた。