楽天からFA権を行使した辰己 涼介外野手(社‐立命館大)の所属先が決まらない状況が続いている。2025年オフは辰己のほか…

楽天からFA権を行使した辰己 涼介外野手(社‐立命館大)の所属先が決まらない状況が続いている。2025年オフは辰己のほかに、松本 剛外野手(帝京)、桑原 将志外野手(福知山成美)がFA権を行使していたが、松本が巨人、桑原が西武への移籍が決まった。

3選手ともにセンターを守る選手であり、人的補償が発生するという点では共通している。年齢は辰己が松本、桑原より3歳若く、辰己が最も人気を集めるものと思われていた。しかし、蓋を開けてみれば、辰己のみどの球団からも声がかかっていない。

キャンプインまで1カ月を切り、各球団でチーム編成が固まりつつあるが、センターを補強ポイントとする球団はあるのだろうか。

セ・リーグ最下位に沈んだヤクルトはその1つだ。塩見 泰隆外野手(武相‐帝京大‐ENEOS)が近年故障に苦しみ、2026年は両翼での起用が示唆されている。2025年は岩田 幸宏外野手(東洋大姫路‐ミキハウス‐信濃グランセローズ)、並木 秀尊外野手(川口市立‐獨協大)らが多く試合に出たが、確固たるレギュラーが不在の状況。だが、その一方、3年連続Bクラスと再建中のチームであり、中長期的なレギュラーを育成したいところ。メジャー志向の強い辰己の獲得は球団のフェーズと合わない可能性もある。

パ・リーグで最も補強ポイントに当てはまるのが、松本 剛が退団した日本ハムだ。2025年は五十幡 亮汰(佐野日大‐中央大)、矢澤 宏太(藤嶺藤沢‐日本体育大)、万波 中正外野手(横浜)など、多くの選手がセンターを守った。万波はライトをメインにしており、強肩を生かすためにも本来はライトに置きたい。他ポジションに比べ、センターはウィークポイントであり、優勝を狙うチームにとって辰己は大きな戦力となる。

12球団の中で日本ハムが一番マッチしているといえるが、ここから動きはあるのか。