盤石のミックスダブルスで決着、ポーランドに初の栄冠 1月11日、オーストラリア…
盤石のミックスダブルスで決着、ポーランドに初の栄冠
1月11日、オーストラリアのシドニーで開催された男女混合国別対抗戦「ユナイテッド・カップ2026」の決勝が行われ、ポーランドがスイスを2勝1敗で下して初優勝を飾った。過去2大会連続で準優勝に終わっていたポーランドにとって、3度目の挑戦で手にした悲願のタイトルとなった。
【動画】ユナイテッド・カップ決勝 ポーランド vs. スイスのハイライト
2026年シーズンの開幕戦の一つである男女混合の国別対抗戦「ユナイテッド・カップ」。全18ヵ国が6つのグループに分かれて総当たり戦を行い、各グループ1位の6ヵ国と2位の成績上位2ヵ国を合わせた計8ヵ国が決勝トーナメントに進出。決勝ではポーランドとスイスが対戦した。
第1試合の女子シングルスは、今大会シングルスで無敗を誇るベリンダ・ベンチッチ(スイス)が、世界ランク2位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)を3-6,6-0,6-3の逆転で破り、スイスが先勝した。シフィオンテクは第1セットこそ圧倒したものの、第2セット以降はベンチッチの安定感あるプレーの前に36個のアンフォーストエラーを重ね、主導権を奪われた。
続く第2試合の男子シングルスでは、フベルト・フルカチュ(ポーランド)が執念を見せた。フルカチュは昨年7月に右膝の手術を受け、2025年シーズンの後半を全欠場。今大会が約7か月ぶりの実戦復帰だった。40歳のレジェンドで今季限りの引退を表明しているスタン・ワウリンカ(スイス)を相手に18本のサービスエースを叩き込み、6-3,3-6,6-3で勝利。自身が過去の決勝で敗れた悔しさを払拭する復帰後最高のプレーで、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。
決着が委ねられた最終第3試合のミックスダブルスでは、ヤン・ジーリンスキー/カタジナ・カワ組が、ヤクブ・ポール/ベンチッチ組を6-4,6-3で圧倒した。今大会5戦全勝と盤石の連携を見せてきたポーランドペアは、スイスの反撃を許さずストレートで勝利。チームに初の栄冠をもたらした。
シフィオンテクは「ついにやり遂げた。3度目の正直ね。今年は真のチーム努力だったと感じている。フービ(フルカチュ)、何か月もの離脱を経てこれほど素晴らしいカムバックを果たすなんて。あなたの決意は私たち全員のインスピレーションになったわ」と述べ、チームの結束を強調。また、フルカチュは「言葉が出ないほど信じられない気持ちだ。自分自身にとってもそうだが、ポーランドのテニス界にとっても大きな一日になった。ポーランドがいかにテニスの強い国であるかを示すことができた。2度惜しいところで逃していただけに、このトロフィーの味は格別だ」と、感無量の面持ちで語った。
敗れたスイスは、単複で獅子奮迅の活躍を見せたベンチッチが大会MVPに選出されたものの、惜しくも準優勝となった。シドニーの熱狂の中で幕を閉じた今大会は、主軸の復活とダブルスの専門性が噛み合い、ポーランドが世界最強チームの座を証明する結果となった。