今週の月曜日は、京都競馬場でシンザン記念(GIII)が行われます。 先週から始まった京都開催ですが、芝は外枠優勢と開…

 今週の月曜日は、京都競馬場でシンザン記念(GIII)が行われます。

 先週から始まった京都開催ですが、芝は外枠優勢と開幕週らしからぬ傾向になっています。先週の京都で行われた芝レースは全部で10レース。3着以内に入った30頭のうち、22頭が4枠から8枠に入った馬。3枠から内に入った馬で3着以内に入ったのは8頭だけとなっています。

 さらに、シンザン記念が行われる京都外回りの芝1600mに限ると、その傾向は顕著になります。先週の京都外回りの芝1600mは2レースが行われ、3着以内に入った6頭はすべて5枠から8枠の馬。4枠以内の馬は馬券に絡めていません。

 先週のレースを見ると、芝はボコボコとしていましたし、剥がれやすくもなっている印象を受けました。京都金杯(GIII)を制した川田騎手はインタビューで「全体的にきつい馬場状態」と話されていました。馬場の見た目も外の方がよさそうに映りましたし、今週の競馬でも内枠に入った馬の取捨には気を付けたいところです。

 そんなタフな馬場で行われる今年のシンザン記念。はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆実質1勝クラスのメンバーなら能力通用

 今週のシンザン記念でAIが本命に抜擢したのは、8枠16番に入ったサウンドムーブです。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しサウンドムーブに高評価が与えられました。

 新馬戦はスタートが一息で中団より後ろからの競馬で4着。掲示板に載った5頭のうち、本馬以外は先行していた馬。4着と結果を残すことはできませんでしたが、展開が不利の中で掲示板を確保したのは評価できる内容と言えます。

 前走の未勝利戦は好スタートを切ってハナも奪える勢いでしたが、内の馬が先手を主張したため控える形に。道中は馬群の中での競馬になりましたが、落ち着いた走りでリズムよく運んでいました。3コーナーで外目へ持ち出すと、前の馬にプレッシャーをかけるように少しずつ進出開始。

 直線入り口で早々と先頭へ。一旦は2着馬に並びかけられますが、併せ馬になったことで闘志に火が付いたのか、再び加速しリードを広げ、2着に2馬身近くの差をつけて初勝利を挙げています。

 デビュー前の調教での動きから陣営は素材の良さを感じていたそうです。新馬戦で敗れてしまったのは、長めから追い切っていなかったことでダラッとした走りになったと敗因を語っています。前走は実戦を使われた効果でしっかりと走り切れていたようですし、2戦目がこの馬本来の姿と言えそうです。

 今回は未勝利を勝ち上がったばかりで重賞に挑戦することになりますが、出走馬16頭のうち15頭が1勝馬。レースの格付けはGIIIですが、実質1勝クラスのメンバーが相手と言えますし、ここならば未勝利勝ち直後のサウンドムーブでも通用する可能性は十分にありそうです。

 前走で2着に負かしたアルヴァンドルードは、オープンや1勝クラスで結果を残している馬と僅差の競馬をしています。その比較からもサウンドムーブがこのクラスで通用する能力の持ち主であることが分かります。

 これまでの走りから高い能力を感じさせるサウンドムーブですが、シンザン記念の10日時点の想定オッズは6番人気と配当妙味も十分。この中間の追い切りもしっかりと動けていて状態面にも不安はなさそうですし、狙い目十分の1頭と言えるのではないでしょうか。