「大相撲・初場所初日」(11日、両国国技館) “史上最強の新弟子”として注目を集める東序ノ口19枚目の旭富士(23)=伊…

「大相撲・初場所初日」(11日、両国国技館)

 “史上最強の新弟子”として注目を集める東序ノ口19枚目の旭富士(23)=伊勢ケ浜=が、初めて番付表にしこ名が載った序ノ口デビューを白星で飾った。

 相手の西序ノ口19枚目の天昇山(21)=玉ノ井=は同じモンゴル出身、197センチの現役最長身力士で既に関取級の実力を持つとされる。逸材同士の激突は左四つでがっぷり組み、旭富士が寄り進むと土俵際で体を振られ、あわやの場面もあった。旭富士は頭をつけて体勢を整え、強引に天昇山が出たところを、上手出し投げで土俵下に転がした。

 大熱戦を制した旭富士は肩で息しながら支度部屋に引き揚げた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)の方針で、当面は取材に応じないこととしており、報道陣には「ありがとうございました」と一言を残して場所を後にした。天昇山も「今日は取材、すいません」とだけ語った。

 部屋の稽古では義ノ富士、伯乃富士、熱海富士ら関取衆と互角以上に相撲を取ることで知られている旭富士。部屋関係者が「三役付け出しでもいいのでは」と話す実力の持ち主で、連勝がどこまで伸びるかが注目される。

 序ノ口デビューからの連勝記録は佐久間山(後の元小結常幸龍)の27連勝。佐久間山は東幕下15枚目で臨んだ2012年初場所の七番相撲で千昇に敗れた。この一番を制していれば、新十両は確実だった。

 旭富士が佐久間山を超える28連勝を達成すれば、今年秋場所が新十両となる可能性がある。