かつて12月に1200mの距離で行われていたこともあるが、2009年からは現行条件で行われており、桜花賞を目指す3歳…

 かつて12月に1200mの距離で行われていたこともあるが、2009年からは現行条件で行われており、桜花賞を目指す3歳牝馬にとっては重要なマイル重賞だ。舞台となる中山競馬場芝1600mコースは1角奥の引き込み線からスタートして、1周1877.3m(Cコース使用時)の外回りコースをほぼ1周。ゴール前に設けられた急坂を除けばコース全体がなだらかな下りとなっており、ペースを落としにくいコース形態だが、最後の直線は310m。ある程度の先行力は欲しい。

 ◎ピエドゥラパンは東京競馬場芝1600m未勝利戦優勝馬。このレースは前後半の半マイルが47.2秒〜46.7秒というタフな流れになったが、好スタートから、逃げ先行馬を見るような位置でレースを進めると、最後は気合をつける程度で楽に抜け出し、後続に2馬身半の差を付けて資質の高さを示している。10月のデビュー戦では折り合いに苦労するような場面があったが、それでも最後は大外から力強く末脚を伸ばして勝ち馬からクビ差の2着。今回は、初の右回り実戦というよりもトリッキーなコースへの対応力がポイントになりそうだが、不安よりも期待の方が大きい。

 〇マカレイは東京競馬場芝1600m未勝利戦優勝馬。ゆっくり目のスタートから、内ラチ沿いを進出。やや口を割るようなシーンもあったが、最後は11.3秒、11.3秒のレースラップの中、空いたインコースを力強く伸びて先頭ゴールインを果たしている。デビュー戦は今回と同じ中山競馬場芝1600m。決して有利とは言えない14番枠からポジションを取りに行き、正攻法の競馬で勝ち馬を追ったがマイペースで逃げた馬が11.4秒、11.4秒のラップを踏んでは追いつけなかった。キャリアの浅い馬同士の1戦だけに、コースを経験しているのは大きなアドバンテージだ。

 ▲ギリーズボールは中山競馬場芝1600m新馬戦優勝馬。スタートは五分に出たもののダッシュ鈍く、半マイル通過48.5秒という楽なペースだったにもかかわらず、促されつつ中団から。最後は12.2秒、11.8秒、10.8秒のレースラップをグンっと伸びた。初出走の牝馬が急坂を上がりつつ10.8秒は凄い。2着馬とは0.1秒差だったが、3着以下はそこから3馬身。デビュー時428kgと小柄な牝馬だが、使われての上積みはあるはず。大勢逆転の期待はこの馬だ。

 △トワニは中山競馬場芝1600m未勝利戦優勝馬。ゲートを褒められる馬ではなく、この時も後方に置かれたが、外回りコースの3〜4角で一気に加速して、ゴールまで長く良い脚を使った。現状では、広いコースよりも小回りコースの方が力を発揮できそうだ。

 あとは、好メンバーが揃った新潟2歳S4着△サンアントワーヌと、ファンタジーSで距離に一応のめどを立てた△ブラックチャリス。最後に小柄ながらも高い心肺機能を感じさせる△ヴィスコンテッサ。持続力が問われる中山外回りコース向きかもしれない。