「ATPファイナルズ」(11月12日~11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)ダブルスで、ライアン・ハリソン(アメリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)は11月16日、ラウンドロビンの一戦でさらに1勝し、3つ目の白星をあ…

「ATPファイナルズ」(11月12日~11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)ダブルスで、ライアン・ハリソン(アメリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)は11月16日、ラウンドロビンの一戦でさらに1勝し、3つ目の白星をあげた。

今回の対戦はラウンドロビンの<エルティン/ハーフース組>の一試合で、相手は、ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)/オリア・テカウ(ルーマニア)のペアだった。◇   ◇   ◇

試合は均衡の取れた格好で始まった。お互いに出だしからキープを続け、ハリソン/ビーナスとロジェ/テカウともに、2-2となる4ゲーム目が終わるまでは、安定した形でゲームに入った。

その中で1セット目の中盤に入ろうとする、第5ゲーム。試合が動いた。ロジェ/テカウはハリソンのサービスに対して、打ち損ねたリターンがコーナー付近に入るラッキーなポイントを得たり、鋭いリターンでエースを奪うなどして、ブレークに成功。試合をリードしていきそうだった。

しかし、ハリソン/ビーナスは、続く第6ゲームですぐさま反転し攻勢に出た。3ブレークポイントを握ると、いったんはデュースまで巻き返された。が、ディサイディングポイントでテカウが相手リターンに対する返球をアウトし、ハリソン/ビーナスがカウントを3-3のイーブンに戻した。

さらに、第8ゲームでも、ハリソン/ビーナスがブレークに成功して、1セット目の奪取に大きく前進した。そのまま続くサービスゲームをキープして、1セットアップのリードを確保した。

第2セットに入ると一転して、両ペアとも、サービスをキープし合う展開。タイブレークに突入すると、ハリソン/ビーナスは、2つのミニブレークを達成し、勝利を決めた。(テニスデイリー編集部)

※写真は16日の試合直後のライアン・ハリソン/マイケル・ビーナス

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)