攻守ともブラッシュアップし、優勝を引き寄せる。日本ハム万波中正外野手(25)が8日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で自主トレを公…

攻守ともブラッシュアップし、優勝を引き寄せる。日本ハム万波中正外野手(25)が8日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開した。今オフから、ゴールデングラブ賞を初受賞した23年仕様に近いグラブにモデルチェンジし、2年ぶりの同賞奪取を狙う。打撃でも横尾打撃コーチの助言で、高めのボールを上からたたく練習を実践中。バットも長さ、重さともにサイズを上げ、自身初の30発を見据える。

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昨季タイトルなしに終わった万波が、悔しさをバネに跳ね上がる。公開された自主トレでは、指の部分に「ONE OF THE ANSWER」と刺しゅうが入った、青と黒のグラブを用いた。オフに入ってから使い始めたもので「去年、よくないミスとかをする中で、すべてを見直そうと。プレーだけじゃなくグラブとかももっとこだわるべきだと感じて、強い打球に持っていかれないイメージのものに替えた」と説明した。

自慢の“爆肩”を生かした補殺数は24年の11から、昨季は警戒されたこともあり4。失策も7と前年より1つ増えた。ゴールデングラブ賞を逃し「もう1回取り直さないといけない。数値でも印象でも圧倒する守備を」。同賞を初受賞した23年のグラブモデルに“原点回帰”し、キャッチボールも12月から続け「すごく手応えはあります」。捕球、送球ともに質を上げ、雪辱を期す。

打撃では、肩の高さのボールをひたすらたたき下ろした。横尾打撃コーチから助言を受け「155キロとか、160キロの高い真っすぐを打つのが1番大きなテーマ。下からの意識だと難しいので」。メジャー762発のバリー・ボンズや696本のアレックス・ロドリゲスも現役時代のルーティンにしていた取り組み。万波は「(ソフトバンク)杉山さんの高めの真っすぐを、ちゃんと捉えられるスイングを作りたい」。CSで立ちはだかったライバルの守護神打ちを思い描いた。

バットも0・75インチ(約1・9センチ)長くして34・25インチ(約87センチ)に、重量も880グラムから900~910グラムに増えた。「長くて重くしたバットをちゃんと扱い切るのを目指して、片手(ティー打撃)とかもやっている感じです」。新たな取り組みは順調で「とにかく過去最高の自分で絶対キャンプインを迎える」。すべてをスケールアップさせ「答え」を出す。【永野高輔】