星野監督時代からの筋金入りの中日ファン 中日の球団創設90周年の広報アンバサダーに、人気ロックバンド「サカナクション」の…
星野監督時代からの筋金入りの中日ファン
中日の球団創設90周年の広報アンバサダーに、人気ロックバンド「サカナクション」の山口一郎氏の就任が決まった。日本を代表するトップミュージシャンの“電撃参戦”には、意外な舞台裏があった。
今回の就任は、従来の球団側からの依頼ではなく、山口氏本人からの「逆オファー」で実現したという異例の形だ。球団YouTubeで公開された就任会見では「務めさせてください、そういうポジションはないですか」と自らアプローチしたことを告白。これには加藤宏幸球団社長も「正直、日本を代表するミュージシャンの方なので『嘘やろ』と思いました」と驚きを隠せなかったが、「これ以上の方はいないと、逆に我々が飛びついた次第です」と即決で相思相愛の契約に至った。
山口氏の“中日愛”は筋金入りだ。岐阜出身の父の影響で、闘将・星野仙一監督時代からの熱狂的なドラ党。就任会見でも、当時のオーダーをいきなり読み上げて記者団の笑いを誘った。さらに「私たちがドラゴンズを応援しているという気持ちをここ5年ぐらい投げかけていたのですが。ラルク・アン・シエルさんであったり、他のミュージシャンであったり、そういった方たちへのアプローチばかり続いてですね……。私に声がかからなかったというのは非常にショックを受けております」と長年の切実な悩みをユーモアたっぷりに明かした。
スターならではの自虐を交えつつも、その表情は真剣そのもの。「ミュージシャンとファンであることを並列に、命をかけてこの任を務めたい」と言い切る姿には覚悟が滲んでいた。メディアに対しても「ドラゴンズのことを話したくて話したくて仕方がないんです。5分のコーナーでも構いません」と異例とも言える“逆プレゼン”も飛び出した。
90周年の節目に加わった“ガチ勢”の助っ人。山口氏の熱狂的な発信力が、低迷脱出を目指すチームにどのような化学反応を起こすのか。球場に「新宝島」が響き渡る日は、すぐそこまで来ている。(Full-Count編集部)