<第102回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)箱根駅伝の山上りの5区に“シン・山の神”が誕生した…

<第102回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ)

箱根駅伝の山上りの5区に“シン・山の神”が誕生した。トップから3分24秒差の5位でタスキを受けた青学大の大エース黒田朝日(4年)が、25年に同じ青学大の若林宏樹がマークした区間記録1時間9分11秒を1分55秒も更新する1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマークして、3連覇を狙うチームを往路優勝に導いた。

5区の歴代最高記録ランキングを見ると、2位が25年の若林の記録で、3位は24年に城西大の山本唯翔がマークした1時間9分14秒、さらに今大会で城西大の斎藤将也(4年)がマークした1時間9分28秒が4位、5位に25年に早大の工藤慎作の1時間9分31秒となっている。

このランキングを見て違和感を抱いた方もいると思う。「山の神」として箱根路を沸かせた初代の今井正人(順大、05~07年区間賞)、2代目・柏原竜二(東洋大、09~12年区間賞)、3代目・神野大地(青学大、15年区間賞、16年区間2位)がランキングに入っていないからだ。

実は17年の93回大会から4区と5区の距離が変更された。15年までの10年間で5区で区間賞を獲得したチームがすべて往路優勝したことなどで、距離が23・4キロから2・6キロ短縮されて20・8キロになったためだ。

レース後に黒田が「●代目」ではなく「僕がシン・山の神です」と言ったのもうなずける。確かに驚異的な記録ではあるが、箱根駅伝ファンにとって往年の「山の神」たちと単純に比較できないのが少し残念だ。