ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す西武今井達也投手(27)が、アストロズと3年総額5400万ドル(約83…

ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す西武今井達也投手(27)が、アストロズと3年総額5400万ドル(約83億7000万円)で合意したことが1日(日本時間2日)、明らかになった。米メディアによると、1年ごとにオプトアウト(契約見直し)が付き、投球回数が100イニングに到達すれば、300万ドル(約4億6500万円)のインセンティブが得られる契約内容という。西武への譲渡金は997万5000ドル(約15億4600万円)になる見通し。

3年連続Bクラスの西武にとっては、2年連続で開幕投手を務め、奪三振能力に優れるエースの代わりは、簡単には現れない。

今井は昨季24試合に登板し10勝5敗だった。数字だけでいえば、今季先発に再転向する平良海馬投手(26)がこれを再現し、むしろ勝ち星で上回る可能性は十分にある。

エース格となる隅田知一郎投手(26)も年々成長し、3Aでは無双に近い成績を残したアラン・ワイナンス投手(30)も新たに獲得した。篠原響投手(19)ら期待の若手に過度の重圧をかけないで済む布陣もなしえる。

積極的な野手補強も白星への追い風となるだけに、むしろセーブ王、平良の先発転向による「絶対的なクローザー不在」がより大きな課題として顕在化する。

数字だけならトレイ・ウィンゲンター投手(31)が圧倒しているものの、クイックなど走者対策に課題。「1点リードの9回」を託せるだけの進化を、春のキャンプで示せるか。

成長株の成田晴風投手(19)には首脳陣の期待も高く、ドラフト2位の岩城颯空投手(22=中大)も学生時代から資質を示していたが、いずれも1年間を戦い抜く戦力としては未知数。総力戦でペナントレースを進めるのが現実的だ。

今井と同じく、メジャー希望の高橋光成投手(28)のポスティングシステムでの交渉期限は米東部時間4日午後5時(日本時間の5日午前7時)に迫る。もし高橋が来季も西武残留となれば、その完投能力は大きな力になる。【金子真仁】