ソフトバンク小久保裕紀監督(54)が新春インタビューで先発改革案を打ち明けた。リーグ3連覇、2年連続日本一を目指す26年…
ソフトバンク小久保裕紀監督(54)が新春インタビューで先発改革案を打ち明けた。リーグ3連覇、2年連続日本一を目指す26年はシーズン序盤から中5日登板を解禁する可能性があると明言。好投手を多く投げさせられるメリットがあり、すでにナインには通達している。昨年12月には新たに3年契約を締結。就任3年目を迎え、常勝軍団継続への熱い思いも語った。【聞き手=只松憲】
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-今年も日本ハムは強敵
「日本ハムだけじゃないですけど、開幕戦が日本ハムなのでね。そこは球界が盛り上がる試合にしたい」
-新庄監督は3連勝すると意気込んでいる
「まぁまぁ。ピッチャーも公表しているからね」
-開幕カードはそこまで重要視はしないか
「こっちがですか? そこまではまだ…誰を開幕投手にするかも今年は決められないので」
-新たに複数ポジションを用意させる選手もいる
「正木がファーストを練習していますよね。山本も自分からやると言っている。柳町は自主トレでちょっとやっているという話。(野村)勇はショートで勝負させる」
-山川も競争か
「普通にしていればどしっと、でしょうけどね。日本シリーズの感覚を忘れんようにと言って毎日練習している。そら、あの状態なら誰がみてもレギュラーでしょう」
-オフのテーマは「1度壊す」だった。まずは固める作業から入る
「そうですね。やっぱりこの球団は孫オーナーの『目指せ、世界一』という未来永劫(えいごう)変わらないスローガンでスタートしている。進化するためには、同じことをしていたら(だめ)。あとは失敗を恐れていてはだめ。トライアルアンドエラーは常にそのサイクルだと思う。だから来年は『このトライアルでいきますよ』となれば当然エラーが出るでしょうから、早めに修正をかけるチーム、組織のほうが発展していく。そういう風に僕自身が守りに入らないことが大事かなと思います」
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-25年序盤に苦しんだ経験が3連覇につながるか
「日本一パレードの時に1時間弱くらい孫オーナーの横に座らせてもらった。現状で満足するオーナーじゃないじゃないですか。ソフトバンクグループがそういうグループ。そこにホークスというチームがある。チャレンジ抜きには監督はできないでしょうね。怒られますよ(笑い)」
-監督に就任して2年間が終わった。組織が良くなった感覚はあるか
「選手が自分たちで自走していけるのが理想だと思う。そこに主になる選手たちが増えていくことによって、持続的に強いチームが可能になる」
-1軍監督が不要なチームが理想
「究極はそれだと思います。僕の後に誰が(1軍監督を)しようが、そういう文化がしっかり根付いているのがプロスポーツの中では本当に強い組織。実証されつつあるみたいですからね。あとはリーダーを1人に絞るよりは、複数性にして役割を与えた方がいいこともある。それは今年の2月に取り組もうかなというところ」
-それはキャプテン制か
「キャプテン制ではないです。でも今は選手会長1人が全部の役みたいな感じ。これはあまりチームスポーツ組織としては良くないというのも証明されている。役割をはっきりさせてあげた方がよりスムーズ。今はまだ完成してないんですけど」
-キャンプインまでに構想を固める
「キャンプの時に選手たちと一緒にそれをやります。選手たちって本当はどう思われてるんやろうっていうことの方が大事かなと思う。それを知った上で役割を与えることによってスムーズになる。今はどちらかというとトップダウン…まではいかないですけどね。任せられるところは任せますけど、基本的には我々首脳陣で考えたことを下に伝えるのが正しいと思って今やってますけど、それは多分限界がある。選手たちが自走できることが究極の目的、目標にすると、それこそ監督は誰であろうとも持続的に強いチームであり続けるんじゃないか」
-まだ決まってない
「やることは決まっていますけど、言ってもちょっと難しいです。まだもうちょっと形が見えてから。今は大枠です。選手同士で自走できるというのが究極の目標です」