12…

 12月30日(現地時間29日、日付は以下同)。NBAは、18日からスタートした「NBAオールスターゲーム2026」ファン投票の途中経過第一弾を発表した。31日を終えた時点でイースタン・カンファレンス2位の23勝9敗を残すニューヨーク・ニックスは、主要5選手がファン投票でイーストトップ20以内に入った。

 3位のジェイレン・ブランソン(104万601票)、7位のカール・アンソニー・タウンズ(51万577票)、13位のOG・アヌノビー(12万3349票)、15位のミケル・ブリッジズ(11万3939票)、16位のジョシュ・ハート(10万6037票)と、5選手が16位以内に名を連ねている。

 昨シーズンのニックスは、ブランソンとタウンズをオールスターへ送り込んだ。今シーズンも、ブランソンが平均29.4得点3.3リバウンド6.6アシスト、タウンズが同22.0得点11.9リバウンド2.9アシストを残していることから、両選手がスターター枠あるいはヘッドコーチ投票で選定されるリザーブ枠へ入る可能性は十分。

 もっとも、2026年のオールスターゲームは“アメリカチーム対ワールドチーム”のフォーマットとなる。アメリカ出身のNBA選手たちで構成される2チームと、アメリカ以外の外国籍出身のNBA選手たちで構成される1チームの計3チーム(各チーム最低8名)が球宴で競い合うため、これまでのオールスターゲームとは異なってくる。

 なかでも注目はタウンズ。アメリカのニュージャージー州出身のタウンズは、アメリカ代表チームで活動した実績がある一方、タウンズの母親がドミニカ共和国出身で、2023年の「FIBAワールドカップ」ではドミニカ共和国代表で出場してきた。

 29日に地元メディア『NEW YORK POST』へ公開された記事の中で、タウンズは「まずは出場できるといいね。そして、ワールドチームに入りたい」と話しており、オールスターゲームでは外国籍出身選手が集う“ワールドチーム”のロスター入りを希望していた。

 2026年のオールスターゲームへ出場する3チームは、いずれも最低8人のロスターで構成される。外国籍出身の“ワールドチーム”では、ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ/スロベニア出身)やヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/ギリシャ出身)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/セルビア出身)といったリーグトップレベルの実力者たちがいる。

 タウンズがオールスターに選出された場合、どちらのチームへ所属することになるのか。スターター枠とリザーブ枠の計24名が決まった際、不足しているチームへ回る可能性もあるだけに、気になるところだ。