『高校野球ドットコム』では毎年ドラフト会議前に「高校生ドラフト期待度ランキング」を発表している。2025年シーズンは9人…

『高校野球ドットコム』では毎年ドラフト会議前に「高校生ドラフト期待度ランキング」を発表している。2025年シーズンは9人の高卒ルーキーが一軍の舞台を経験したが、ランキング通りのパフォーマンスを発揮できたのか、2024年のドラフト会議前に発表した「高校生ドラフト期待度ランキング」を元に高卒新人選手の1年目を振り返りたい。

1位に選出した藤田 琉生(東海大相模‐日本ハム)の1年目は一軍登板なし。二軍では13試合、2敗、防御率4.84となった。だが、コンスタントに140キロ後半を計測するなど、大器の片鱗を覗かせており、2年目以降の飛躍に期待が持てる投球を示した。

2位に選出した石塚 裕惺(花咲徳栄‐巨人)は故障がありながらも、上々の1年目を過ごしたと言えるだろう。左有鈎骨鈎骨折により出遅れたが、二軍では55試合、打率.327、3本塁打、25打点の好成績。シーズン終盤には一軍デビューを果たし、プロ初安打を記録した。来年の一軍ブレイクも期待できるパフォーマンスを見せた。

3位に挙げた今朝丸 裕喜(報徳学園‐阪神)は一軍デビューこそなかったが、二軍では12試合に登板し、5勝、防御率4.24を記録した。6月29日の中日戦(二軍)では7回11奪三振1失点の好投を見せ、まずまずの1年目を過ごしたと言えるだろう。

4位に選出した柴田 獅子(福岡大大濠‐日本ハム)は二刀流でキャリアをスタートさせ、投手では世代最速の一軍デビューとなった。一軍では4試合に登板し、防御率2.92、二軍では11試合、奪三振率11.22、防御率1.25の好成績。打者としては一軍出場はなく、二軍では打率.186、2本塁打と確実性に苦しんだが、大器の片鱗を見せた。

一方で、5位に挙げた村上 泰斗(神戸弘陵‐ソフトバンク)はケガに泣いたシーズンを過ごした。4軍戦で実戦デビューしたが、6月以降は腰と右肘の故障により、マウンドから遠ざかった。来年以降の巻き返しに期待がかかる。

ランキングの下位から二軍で結果を残し、一軍デビューを飾った選手も目立った。まず、一軍デビュー一番乗りになったのが、28位に選出した田中 陽翔(健大高崎‐ヤクルト)だ。シーズン終盤には猛打賞を記録し、一軍では打率.308をマークした。

また、35位に挙げた篠原 響(福井工大福井‐西武)は開幕から二軍で衝撃の投球を見せた。16試合、8勝5敗、防御率2.20と高卒新人離れした成績を残し、9月には一軍の先発マウンドに上がった。

プロの壁にぶつかった選手もいるが、まだまだ1年目。来年以降の活躍に注目したい。