2025年が終わりに近づこうとしている。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を、都道府県別に振り返っ…
2025年が終わりに近づこうとしている。今年も様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の1年を、都道府県別に振り返ってみたい。
青森県では夏の決勝でドラマが起きた。1対3で迎えた9回表に、2点ビハインドを追いかける弘前学院聖愛が一挙5点を奪って逆転。3連続適時打を含む5安打を浴びせて一気に試合をひっくり返した。9回裏の八戸学院光星の猛攻をしのいで、4年ぶり3度目の夏甲子園出場を決めた。
昨年夏は準優勝に泣いた。2点リードの6回に青森山田に逆転の満塁弾を浴びて、夏甲子園にあと1歩届かず涙したが、今年は先輩らの悔しさを晴らす、見事な逆転劇を見せて栄冠を手にした。
私学の強さが目立つ青森県のなか、今年は公立校の活躍も目立った。青森北が夏の大会で2004年以来、21年ぶりに4強入りを果たした。春のシードを決めるブロック大会初戦で、この年センバツに出場していた名門・青森山田を11対5で撃破。その後も勝ち進み、シード権を勝ち取った。春季大会では準決勝で八戸学院光星に敗れたものの、3位決定戦で後に夏の甲子園切符をつかむ弘前学院聖愛を1対0で下して、42年ぶりの東北大会出場も決めた。前年秋は3回戦で敗退したチームが、一冬を越え、強豪に勝利した自信を胸に、快進撃を見せた。新チームとなった秋も8強に進んでいる。来年もまた、「青北」の快進撃が見られるか。
昨年は春夏連続で甲子園に出場し、今年もセンバツに出場した青森山田は、4季連続甲子園を狙って夏の大会に挑んだが、準決勝で涙した。春季大会では3年ぶりに青森の頂点に立っていたが、4季連続の快挙には届かなかった。秋も3位で東北大会に出場したが、初戦敗退に甘んじている。
夏は決勝で屈辱的な逆転負けを喫した八戸学院光星だが、春は準優勝し、東北大会でも準決勝している。新チームとなった秋の大会では準々決勝で弘前学院聖愛に2対1で勝利。夏のリベンジを果たすなど強さを見せて5年ぶりに優勝した。東北大会でも準優勝を果たし、2年ぶりとなる来年春のセンバツ出場も確実にしている。夏に流した涙の分だけ、センバツで大暴れしてもらいたい。