大相撲で幕下最下位格付け出しの初土俵以来、10場所連続勝ち越し中の西前頭筆頭義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、26年の目標を…
大相撲で幕下最下位格付け出しの初土俵以来、10場所連続勝ち越し中の西前頭筆頭義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、26年の目標を初優勝を掲げた。27日、都内の部屋で稽古が公開され、関取衆の申し合いで、いきなり6連勝するなど、計21番で13勝8敗と気を吐いた。
今年は初場所を西幕下3枚目でスタート。続く春場所から2場所連続、十両優勝すると、新入幕の名古屋場所で千秋楽まで優勝争いに加わり、敢闘賞と技能賞に輝いた。11月の九州場所でも、横綱大の里を破って初金星を挙げるなど、2度目の技能賞を受賞した。「来年は優勝したい。旗手をやって、よりいっそう高まった」と、九州場所で同じ伊勢ケ浜一門の安青錦が初優勝した際に、パレードの旗手を務めた際の光景を、今度は自身が主役となって見たい思いが強くなったという。目前の新三役に向けても「最初からガンガンいきたい」と、初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)のスタートダッシュを誓った。