オイシックス新潟の高山俊外野手が、阪神時代の同僚・北條史也内野手(三菱重工West)のYouTubeチャンネル「JOH…
オイシックス新潟の高山俊外野手が、阪神時代の同僚・北條史也内野手(三菱重工West)のYouTubeチャンネル「JOH×ジョウチャンネル」に登場。阪神時代、2年目以降に成績が伸び悩んだ理由について語った。
高山は明大から15年度ドラフト1位で阪神入り。ルーキーイヤーの16年は134試合に出場し、打率・275、8本塁打、65打点の好成績で新人王に輝いた。だが、2年目以降は低迷。19年に105試合の出場で打率・269と復活の兆しを見せたが、23年オフに戦力外通告を受けた。
高山は1年目を終えた当時の思いについて、「何とか怪我せずやりきれたが、課題がたくさん出た。考える事、改善すべき事が多すぎて、やっていけるなという方向に向いていなかったです。自信は全くなかった」と吐露。コーチからは守備面で指摘を受けることが多かったという。
打撃で結果が出なくなったことには「(プロは)ストレートの球威も違ければ、変化球のキレも違う。それはもちろんですが、データとかってアマチュアの時にはなかった弱点が露骨に出てしまう。というところはあって。そこに苦労はしましたね」。相手の研究、徹底マークをされたことを一因に挙げた。
具体的には「速い真っすぐが打てない打てないとずっと言われていたので。長打を目指したからとか言われるが、僕の中ではそうではなくて。真っすぐを打てないと言われて、無理やり1、2、3でガチッと打ちに、ムキになってた」と自己分析。直球対応に比重を置いたことで「変化球も空振りしてしまうようになったし、そういうところが原因だったと僕の中では思っていますね」と振り返った。
結果が全てのプロの世界。メンタル面での焦りも一因となった。「1打席で結果が出ないと明日にはファーム。という考えがちらつく。何となく分かっていても必死に食らいついて、変なボールを振ってしまったり。この打席で結果が出せないと、という考えになってからは自分の手が先走ってボール球に手を出していた記憶はあります」。
同じようにレギュラーと控え、2軍も経験した北條も同調。「試合に出たり出なかったりすると、余計にそういう気持ちになるから難しい。空回りしやすい。それを乗り越えていかないといけないですが、(高山と)一緒のパターン。そういう波も似ている。最後も一緒に戦力外となったし」とうなずいた。
同チャンネルでは二人の対談をテーマ別で配信。阪神時代の思い出や経験談を語っている。