種市はこれまでも侍ジャパンの強化試合でしっかりしたパフォーマンスを示している(C)Getty Images 来年3月のワ…

種市はこれまでも侍ジャパンの強化試合でしっかりしたパフォーマンスを示している(C)Getty Images
来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を目指す侍ジャパンは12月26日、出場メンバーの一部を先行発表した。
【写真】ワトソンさんが投稿した顔を寄せ合う大谷翔平夫妻の写真を見る
いずれも投手でドジャースの大谷翔平、エンゼルスの菊池雄星、パドレスの松井裕樹や、日本ハムの伊藤大海、巨人の大勢ら前回大会経験者が選出。さらに西武・平良海馬、阪神・石井大智と続いたが、一部ファンの注目を集めたのがロッテ・種市篤暉の選出だった。
ロッテのローテーションの柱として、ここ3シーズンはフル回転。今季は24試合で9勝8敗、防御率2.63の数字を残した。先の契約更改では将来的なメジャー挑戦の考えを表明したことも話題を呼んだ。そしてこの先行発表の場で種市が含まれていたことには、井端弘和監督の胸中にある、WBCという大会ならではの選出理由が透けて見えた。
3月というレギュラーシーズン開幕を控えたWBCでは、前回大会と同様に投手には球数制限が設けられる見込み。これが他の国際大会とは一線を画する点だ。前回大会時も1次ラウンドは1試合につき65球まで、準々決勝は80球まで、準決勝以降は95球までの球数制限を設けられた。また50球以上を投げた場合は中4日以上、30球以上は中1日以上の登板間隔を空けることも義務付けられた。
侍ジャパンは東京ドームで1次ラウンドを戦う。台湾、韓国、オーストラリア、チェコを相手に、3月6日から5日間で4試合を行う過密日程だ。1次ラウンドの65球という球数制限では、先発投手は長くても5回途中までいければ、というのがやっと。四球やファウル、走者を背負うなどと重なれば、3回や4回途中での降板を余儀なくされることもままある。
そこで必要とされるのが「第2先発」と言われる存在。先発投手が球数制限で降板後も、2番手以降で長いイニングを投げる投手が必要不可欠となる。
大谷が投手としてどの程度起用できるかは未知数だが、菊池と、他にドジャースの山本由伸の招集も有力視されている。さらにカブス・今永昇太、メッツ・千賀滉大、オリオールズからFAとなった菅野智之の名前も最終候補には残っている。これらメジャー組が招集されれば先発を任されることになるが、「第2先発」の軸として種市は指名された格好だ。
「2023年もサポートメンバーとして選んでいただき、強化試合などで登板する素晴らしい経験をさせていただいた。その時、チームに特別な空気、緊張感を感じました。次は僕がメンバー入りしたいと思いながら、これまでの日々を過ごしてきました」
侍ジャパンを通じて種市はその喜びのコメントも発表した。背番号はロッテで背負う16は大谷に譲り、チームではファンの番号として欠番となっている26に決まった。
「マリーンズの代表として、日本野球の代表として、チームの勝利、世界一連覇に貢献したいと思います」
そう意気込んだ27歳の右腕。同じ東北地方出身で、ロッテ時代に弟分だったドジャース・佐々木朗希は今回選出されない方向だが、連覇には欠かせない大事な役割を見込まれての、先行発表の名誉となった。潜在能力の高さも認められる右腕が世界を相手にどんなピッチングを見せるのか、注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】阪神28歳が「アカン世界にバレてまう」虎が誇る“不動のセットアッパー”が大谷翔平らとWBCで共闘「世界を驚かせてやれ!」
【関連記事】「まるで隙がない…」侍ジャパンの投手発表に対戦国メディアが強い危機感「この難敵にどう立ち向かうの?」
【関連記事】「ポテンシャルはすごいものがある」阪神24歳ロマン砲の現役ドラフト移籍に球界OBの考察「細川に匹敵するぐらいの活躍はできる」