12…

 12月27日、東京体育館で「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の女子準決勝が行われ、第1シードの桜花学園高校(愛知県)と八雲学園高校(東京都)が対戦。インターハイ覇者でもある桜花学園が77-71で勝利し、夏冬連覇に王手をかけた。

 第1クォーターは中盤から女王が主導権を握った。桜花学園は準々決勝で負傷したイシボディバインを欠いた戦いを強いられたものの、リバウンド争いでも相手を上回り、じわじわとリードを拡大。竹内みやを中心とした緩急自在のオフェンスも披露し、14点差の44-30で折り返した。

 ハーフタイム明けの後半は一転して八雲学園ペース。身長186センチのテウアダマが第3クォーターだけで16得点を稼ぎ、第4クォーターには0-9のランで一時逆転。次々にミドルジャンパーを沈める背番号9の姿に、場内は異様な雰囲気となった。それでも、桜花学園はクラッチタイムに水林夢翔、竹内が連続得点。最後はインターハイ覇者が6点差をつけて競り勝った。

 桜花学園は2年生エースの勝部璃子がチーム最多20得点を挙げ、水林が16得点、竹内が14得点、山田桜来が10得点をマーク。八雲学園はアダマが50得点23リバウンド5ブロックという驚異的なスタッツを残し、最大18点差から一時逆転したが、最後は女王の前に力尽きた。

 女子決勝は28日12時00分から東京体育館メインコートで開催。桜花学園と京都精華学園高校(京都府)vs大阪薫英女学院高校(大阪府)の勝者が対戦する。

■試合結果

<ウインターカップ2025女子準決勝>

桜花学園 77-71 八雲学園

桜花学園|25|19|17|16|=77

八雲学園|14|16|22|19|=71

【動画】女王追い詰め場内騒然…八雲学園をけん引するアダマの50得点目