「今年はやっぱり、早稲田でしょう!!」早大OBで元マラソンの名選手、瀬古利彦氏(69)と、2010年度に大学駅伝3冠に導…
「今年はやっぱり、早稲田でしょう!!」
早大OBで元マラソンの名選手、瀬古利彦氏(69)と、2010年度に大学駅伝3冠に導いた元監督の渡辺康幸氏(52)が、15年ぶりとなる母校の総合優勝を熱望した。
26日に都内で登壇したイベントでは、冒頭から7日にマラソン日本新記録を樹立したOB大迫傑(34=リーニン)の快挙を取り上げた。トーク中は度々、母校愛が爆発した。
今回の箱根は、山登り5区で区間2位の実績を持つ「山の名探偵」こと、工藤慎作(3年=八千代松陰)が中心。往路優勝の候補としても呼び声高い。
渡辺氏は箱根駅伝の先頭ランナーを取り上げる1号車、瀬古氏は放送センターで解説をする。正月のお茶の間には欠かせない名解説コンビだ。長年レースを見守ってきた瀬古氏。「2011年に彼(当時監督の渡辺氏)が3冠をしてからずーっと早稲田は勝っていない」とも嘆く。
だが、「今年は山でしゃべれます」と瀬古氏。解説の立場でもありながら、「早稲田びいきしまくります。誰から何を言われようが、早稲田を15年分しゃべります」と力強く宣言した。
2人がキーマンに挙げたのはやはり、「名探偵」だった。「ほかの優勝候補は山がちょっと不安だからね。ナベちゃん(渡辺氏)、今年は早稲田をしゃべれるんだよ」と瀬古氏がニヤリと言うと、渡辺氏も「1月3日の新聞の1面が決まりましたね」と応える。
見出しの予想は「名探偵、問題解決」-。
正月のお茶の間もえんじ色に染めようとしている。