広島・松田元オーナー(74)が球団仕事納めとなった25日、新井貴浩監督(48)に現状打開を求めた。指揮官は来季が就任4…
広島・松田元オーナー(74)が球団仕事納めとなった25日、新井貴浩監督(48)に現状打開を求めた。指揮官は来季が就任4年目。若手を積極起用しながら、世代交代を図る方針を踏まえ「(チーム状況が)苦しくなる可能性はあるが、それを打破してもらわないといけない。若い子たちを巻き込んで一緒に打破してほしい」と期待した。
今季は借金20の5位で2年連続のBクラス。「期待に応えられなかったのが現実。全員がより期待に応えないといけない気持ちを強くしたんじゃないかと思う」と味わった悔しさを逆襲への糧にする構図を描いた。
収穫は8年目・中村奨の飛躍。ただ「将来のことを考えると、兆しを見せた若手が少なかった。ここから春にかけて、どういう兆しを見せてくれるか」と新たな若鯉の台頭を鍵に挙げた。
指揮官はかねて、来春1軍キャンプに新人の大半を帯同させる方針を明かしている。同オーナーは「雰囲気がちょっと変わってくればいい。3位の勝田(近大)のようなタイプがいると、面白いと思う」とフレッシュな面々がチームに新風を吹かせることに期待した。