LIVゴルフは23日、ミト・ペレイラ(チリ)の引退を発表した。自身のInstagramに掲載した声明で「悩んだ末にプロ…

チリのミト・ペレイラが現役引退を決めた(提供:LIV GOLF)

LIVゴルフは23日、ミト・ペレイラ(チリ)の引退を発表した。自身のInstagramに掲載した声明で「悩んだ末にプロゴルファーとしてのキャリアに終止符を打つことを決めました。決して簡単な決断ではありませんでした。この素晴らしいスポーツと長年関わってきた中で、優先順位にも変化は生まれます。慌ただしい転戦生活から離れ、チリに戻ってプライベートな時間をゆっくりと過ごす日々がいまは何より恋しいのです」とつづった。

現在30歳のペレイラは、14歳でIMGアカデミーへ入学するためフロリダに移住した。入学からわずか半年後に2年間ゴルフから離れることを決めながら、カムバックしてトップアマとして活躍。テキサス工科大に進んで1年間プレーし、2015年夏にプロ転向すると、米下部コーンフェリーツアーの20-21年シーズンに3勝を挙げてPGAツアー昇格を果たした。

チリ代表として東京、パリとオリンピック2大会に出場し、21年「東京五輪」では松山英樹らとともに銅メダルを争う7人のプレーオフを戦って4位に入った。オクラホマ州サザンヒルズCCで行われた22年「全米プロゴルフ選手権」では、単独首位で迎えた72ホール目に痛恨のダブルボギーをたたき、プレーオフにも進めず3位フィニッシュ。同年は世界選抜メンバーとして対抗戦「プレジデンツカップ」を経験し、11月の日本ツアー「ダンロップフェニックス」にもスポット参戦して2位だった。

23年からLIVに移籍し、同じチリのホアキン・ニーマン率いるトルクGCに所属。今季ポイントランキングは51位となり、来季出場権を失う49位以下の「ドロップゾーン」で終えていた。「肩の荷を下ろす時が来ました。家族こそが私の全てです。ゴルフから忍耐、そして人生の規律と目標設定を学びました。これから待ち受けるものに対し、私は十分な備えができていると信じています。ありがとうございました」とメッセージを結んだ。