ヤクルト池山隆寛新監督(60)が開幕投手バトルを促す。指揮官のシーズン船出の一戦となる3月27日DeNA戦(横浜)の先発…

ヤクルト池山隆寛新監督(60)が開幕投手バトルを促す。指揮官のシーズン船出の一戦となる3月27日DeNA戦(横浜)の先発投手について、現段階では白紙とし「年が明けてみんなで決めていく。社長も含めてね」。フラットな競争からのゴングを鳴らす。

最も重視するのは「チームの柱になる人」。2年連続で規定投球回をクリアした投手が不在だった中、投手陣をけん引する自覚を求める。池山新監督は「もちろんチームの柱になる人が一番。開幕投手だけじゃなく、その後の(先発ローテの)順番も大事になってくると思う。対戦カード、相性も含めて決めていきたい」と説明。チーム最多8勝を挙げた吉村貢司郎(27)、今季開幕投手を務めた奥川恭伸(24)、23年WBC代表の高橋奎二(28)、ベテラン小川泰弘(35)、石川雅規(45)らが候補となる。

勝利を最優先に考えつつ、ファンを楽しませる野球も追求する。池山新監督は「プロ野球はイコール(ファンに)喜んでもらえること。どうやってヤクルトファン、プロ野球界を盛り上げていけるかというところにも重きを置いて、決めていければと思っている」。強いメッセージ性を込めて、開幕戦の先発マウンドに立つ大役を任命していく。