ジャンボこと尾崎将司さん(享年78)の訃報を受け、弟の二男・尾崎健夫と三男・尾崎直道が追悼のコメントを寄せた。71歳の…
ジャンボこと尾崎将司さん(享年78)の訃報を受け、弟の二男・尾崎健夫と三男・尾崎直道が追悼のコメントを寄せた。
71歳の健夫は日本ツアー15勝。兄と同じように徳島・海南高時代に投手として活躍し、1971年にヤクルトからドラフト指名を受けたが、プロゴルファーの道を選んだ。「兄弟というのは大抵、進む道は別れていくと思うけど、我々兄弟は、たまたま同じ職業で約70年間一緒にいることができました。兄がいない人生というのは経験がないから、今までよりもこれからが寂しいし苦しいと思う。今までいつも一緒で全てを教えてくれた。兄貴ありがとう!」と7つ上の背中をしのんだ。
直道はジャンボの9つ年下。中学卒業後に兄たちを追い、千葉に移住してゴルフに打ち込んだ。日本ツアーで32勝をマークして米ツアーでも長くプレー。「プロゴルファージャンボ尾崎というより、徳島の兄やんが思い出されます。高校野球で優勝してプロ野球選手になり尾崎家の家を建て直してくれました。プロゴルファー尾崎直道があるのは、兄貴が野球をやめてゴルフの道に進み、ゴルフというスポーツを教えてくれた、ジャンボ尾崎無しでは語れないと思うし感謝しかないです。兄貴ありがとう!」
三兄弟の日本ツアー通算勝利数は141に及んだ。ジャンボジェット機にちなんで名づけられた“ジャンボ”と“ジェット”。“ジョー”のニックネームは当時の契約メーカーが公募して名付けられた。