日本のゴルフ界をけん引した「AON」の青木功(A)と中嶋常幸(N)が、23日にS状結腸がんで死去した尾崎将司さん(O)…
日本のゴルフ界をけん引した「AON」の青木功(A)と中嶋常幸(N)が、23日にS状結腸がんで死去した尾崎将司さん(O)に哀悼の意を表した。
83歳の青木は関係者を通じて「長年よきライバルとして、二人でゴルフ界を引っ張ってきただけに、言葉が無いです。また一人、大切な戦友を失い、寂しい気持ちでいっぱいです、長く、辛い闘病生活にお疲れ様と伝えたい。叶うことなら最後にもう一度、会いたかった」とコメントを発表した。
中嶋は71歳。「残念でなりません。一緒に戦った日々を思い出します。その1つ1つが宝物です。僕が頑張ってこられたのもジャンボのおかげです。ありがとうの言葉しかありません」と残した。
1970年代以降、AONは国内ツアーを席巻しゴルフブームを作った。1986年の「日本オープン」(神奈川・戸塚CC)では中嶋が尾崎と青木を1打差で振り切って優勝。尾崎は88年(埼玉・東京GC)で2人に競り勝つなど、名勝負を幾度となく繰り返した。海を渡ってメジャーや米ツアーにも参戦し、現在の選手の海外進出の礎を築いた。