ダイヤモンドバックスの強打者にトレードはあるのか? ドジャースが喉から手が出るほど欲しい“天敵”の獲得は、果たして現実味…
ダイヤモンドバックスの強打者にトレードはあるのか?
ドジャースが喉から手が出るほど欲しい“天敵”の獲得は、果たして現実味があるのだろうか。ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手にトレードの噂が浮上し、ファンの間で話題となっている。かつて大谷翔平投手とMVP争いを繰り広げた強打者を巡り、米メディアがドジャース移籍の可能性を予想したが、そこにはライバル球団という高いハードルがある。
マルテは2024年に打率.292、36本塁打、95打点、OPS.932の成績を残し、終盤までドジャースの大谷翔平投手、メッツのフランシスコ・リンドーア内野手とMVP争いを演じた。総額1億1650万ドル(約183億2800万円)で契約延長した今季も打率.283、28本塁打、72打点、OPS.893を残した。一方、交通事故で亡くなった母親への心ない野次を浴びせられ涙を流した他、オールスターで留守中に自宅に強盗が入る被害を受けるなど不運な出来事が重なった。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は19日(日本時間20日)の記事で、読者から寄せられた「ドジャースがマルテに関心を持っている可能性はあるか?」という問いに答えた。記事では「目の上のこぶだった選手を間違いなく加えたいでしょう」と可能性は否定しなかった。
だが、ダイヤモンドバックスからドジャースへのトレードは2009年のジョン・ガーランドまで遡り、実に16年間も“取引”はない。記事では「同地区ライバルと取引をすることに消極的です」と指摘した。
一方、マルテにはアスレチックス、ヤンキース、パイレーツ、ジャイアンツ、カージナルスの5球団への「トレード拒否リスト」があるというが、ドジャースはそこに含まれていない。マルテ側はOKでも、球団がNOという構図のようだ。(Full-Count編集部)